お金の価値がなくなっていく時に大切なコトとは。

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お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book) [kindle版]

若くして東証マザーズへメタップスを上場させて、時間を売買する実験的サービスである「タイムバンク」でも話題になっている佐藤さんと箕輪さんが組んだ話題の1冊。
スマホネイティブの価値観やこれからの経済のあり方について、頭が固くなる前に何度も読み返したい名著です。

本文より

◯世界経済で言うと、上位1%の富裕層が世界全体の富の 48%を所有しており「上位 80 人」と「下位 35 億人」の所得がほぼ同じだとされている。
所得だけでなく消費においても同様で、身近な例で言うと、ソーシャルゲームではまさにその法則が当てはまります。無料で遊べるタイプだと全体の3%がお金を払い、さらにその中の上位 10%で全体の売上の 50%を占める(全体の0・3%が総売上の半分を占める)といったことが普通に起こりえるのです。
→ただし課金ユーザーばかりに目を向けて無課金ユーザーをないがしろにすると、ゲーム全体が過疎化してしまうので、課金ユーザーが自慢する為の大衆を常に集める必要もある。だから無料ゲームと謳い母数が増えれば増えるほど、売上や質も向上していくといえる。

◯シェアリングエコノミーやトークンエコノミーも進化していくと、中央に一切の管理者が不在で自動的に回り、拡大し続ける有機的なシステムとして存在するようになることが予想される。
→本文ではビットコインについても言及しているが、高度経済成長時代の不足を補い、中央集権的な発想の世代は管理者不在の経済について難色を示す。それは国家主体の経済を中心に生きてきたからだ。生まれながらにSNSがある世代は、権力の一方通行ではなく、個人間の繋がりによる経済が当たり前となっているから違和感なくこういったサービスを使いこなしている。

◯人間は、自分が生まれた時にすでに存在したテクノロジーを、自然な世界の一部と感じる。 15 歳から 35 歳の間に発明されたテクノロジーは、新しくエキサイティングなものと感じられ、 35 歳以降になって発明されたテクノロジーは、自然に反するものと感じられる。
→デジタルネイティブ世代はPCを身近なツールとして活用して、ITやスマホのイノベーションに喚起したが、流石に投げ銭やVTtuberに熱狂出来る人は稀である事が証明している名言。

◯グーグルやフェイスブックなど、最近急激に大きくなった企業に共通しているのが、誰もが理解できる明確なミッションを掲げている点です。グーグルは「世界中の情報を整理して誰もが利用できるようにする」こと、フェイスブックは「世界中の人々を繫げて、繫がりを密にする」こと。これらのミッションは社会の課題を解決するものであり、このミッションに取り組むことは、そこで働く社員にとっては働くための大きな意義になります。
→経営理念はシンプルで意義や目的を見いだせるものが良い。

◯空想は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。 大切なのは疑問を持ち続けることだ。神聖な好奇心を失ってはならない。(アインシュタイン)
必要なのは、アインシュタインの言う通り「好奇心」と「想像力」を絶やさないことです。  人間は、年を経るごとに多くの思い込みや偏見が溜まっていき、社会のしがらみに縛られていくうちに、ありのままに物事を見て自由に想像するということが難しくなっていきます。  その最たるものと言える過去の人たちの想像の産物である「お金」に対して、自由に想像して「もしかしたら自分が気づいていない別の切り口があるのかも?」と考えてもらうキッカケに本書がなってくれたら

感想

シェアリングエコノミー、トークンエコノミー、評価経済、インフルエンサーの台頭、今でこそ当たり前になっている新しい経済のあり方を予言したような本書は、これからさらに加速度的に進化していく社会とどう向き合うかを教えてくれました。
いくつになっても好奇心と想像力を絶やさず、新しい経済のあり方を受け入れながら、仮設と検証を繰り返して接していきたいと思います。

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