普通ってなんですか

6199views相生あるか相生あるか

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コンビニ人間 (文春文庫)

 普通。そんな普遍的なものを徹底的にまで考えさせられる作品。
 主人公はコンビニ店員。学生時代から現在まで、コンビニのアルバイトをしている女性。恋愛経験なし。恋人もいない。
 そんな、傍から見たらなんだかおかしい女性。しかし彼女は、自分が至って普通だと思っている。それ以上に、普通、という定規を持っていない。持っていないというよりバカになっているだけかもしれないけれど。
 個性を大事に尊重に、という時代でいながらも、どこかで普通である事を強制してくる人々。そんな「普通の」人々は、どこにでもいる人生を歩んでいる人々。そんなどこにでもいる人たちだからこそ、どこにでもいる、という道から外れることを恐れている。本人が意識しなくても。
 読んでいて思い当たる事がいくつも出てくる。普通、という言葉にどれだけ縛られているかを痛感する。

感想

自由ってどこまでも不自由ですね。

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