ダブル主人公

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リベリオ・マキナ ―《白檀式》水無月の再起動― (電撃文庫)

 吸血鬼と人間が覇権を争っている東欧を舞台に、物語は展開する。ヘルヴァイツ公国大公の孫カノン=ビャクダンは、母である白檀春海博士の残した対吸血鬼用絡繰騎士<白檀式>の存在しないはずの第陸号・水無月と共に、正体を隠して学園生活を送っていた。
 ヘルヴァイツ公国においても争っていた吸血鬼と人間は、<白檀式>の暴走による人間虐殺を契機として和平を結び、吸血鬼と人間が共存する国となっていた。このため、<白檀式>は虐殺の象徴となり、その開発者である白檀博士も人間の敵としての扱いとなってしまったためだ。そんなある日、水無月の不注意から吸血鬼王ローゼンベルクの娘リタ=ローゼンベルクに目を付けられ、共に行動するようになっていく。

 第25回電撃大賞銀賞受賞作。ヒーローとヒロインというよりも、水無月と、カノン&リタのダブル主人公という展開軸になっており、前者は俺tueee的、後者は努力・友情・勝利的になっているように感じる。このため、それぞれの好みの読者をターゲットにできる面もあるが、どちらにも配慮して中途半端になっている感もあるような気がする。
 続編があるようなので、色々と試行錯誤しながら展開していって欲しい。

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