語彙が桁違いに増える「語源」学習法とは?

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英単語の語源図鑑

語源で学ぶ3つの効果

その1 同じルーツ(語源)の単語を芋づる式に増やせる

 一般的な単語学習として真っ先に思い浮かぶのは、単語帳や単語カードなどを用いた「丸暗記」でしょう。ところがこれは、まるで電話番号をやみくもに覚えるような方法で、頭の中は覚えかけの単語が無秩序に散らかっている状態におちいります。当然、記憶になかなか残りませんし、必要なときにすぐに頭から呼び出すことが困難になります。
 一方、本書で紹介する語源による学習法とは、語源を手掛かりに単語を「関連づけて」覚える方法です。先にあげた「tract」の例のように同じ語源が共通して使われている単語をまとめて覚えるのです。すると「芋づる式」に関連する単語がどんどん語彙として増えていきます。単語を1つ覚えることが「足し算」なら、語源学習法は「掛け算」で増えるようなもの。学習のスピードが違います。

その2 語源を知ると、単語の「正確な意味」が見えてくる

 辞書や単語に載っている「訳語」というのは、必ずしもその単語の「正確な意味」をつかむためには十分なものではありません。たとえば、surveyとInspect。どちらも「調べる」という訳語が載っていますが、両者の「意味」は大きく異なります。surveyが「上から(Sur)見る(vey)」、つまり「見渡す」「概観する」という意味であるのに対して、Inspectは「中を(in)見る(spect)」、つまり「(隅々まで)調べる」「検査する」という意味になります。
 このように語源で学ぶと、単なる「調べる」という訳語ではわからない意味が見えてきて、「似ている単語」の意味の違いを知ることができるのです。
 語源の意味が理解できれば、英単語の綴りは、もはやただの記号ではありません。初めてみる単語でも、スペルを見れば「なんとなく」意味が見えてくるのです。これは感じの偏や旁を見ると、その字の意味が推測できるのと同じことです。たとえピタリとその意味が見えなくても、その近いところには到達できます。本書を読み進めるにつれて、そんな嬉しい体験ができるようになっていくことでしょう。ぜひ語源で考えるコツを体得してください。

英単語の語源図鑑

英単語の語源図鑑

  • 清水 建二,すずき ひろし

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