私は音読をすすめます

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大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル1 超基礎編

英文読解の学習において音読が重要な理由

音読で脳が活性化する

 東北大学の川島隆太教授によるブレイン・イメージングの最新研究により、外国語を音読した際には、前頭前野を中心とする脳の知的活動をつかさどる領域が最高度に活性化するということが発見されました。

左から右へと考える習慣がつく

 全文和訳の作成を偏重するあまり、英語を日本語に「訳すこと」が「読むこと」であると勘違いしている人が多いのは残念な傾向です。日本語と英語は語順が逆ですから、きちんとした日本語に訳しながら読もうとすると、後ろから戻らざるを得ません。しかし、本来言語はその順番通りに読むものです。英語の後置修飾は、「後ろで説明」と考えます。音読しながら後ろから戻ることはできないので、誤った右から左への流れを矯正することができます。

直読直解を可能にする

 もちろんネイティブスピーカーは英語を日本語に訳しながら読むことはありません。そもそも外国語の習得とは、少しでもネイティブスピーカーの理解に近づくことですから、私たちも英語を読んで直接意味を頭に浮かべる練習をする必要があります。英語だけの音読をしながら日本語に訳すことはできませんから、ネイティブスピーカーと同じプロセスで英語を読むということになります。

動作記憶と言語感覚が身につく

 外国語の基礎能力は、スポーツや楽器の演奏と大変似ています。これらにおいても外国語の習得においても、理屈の習得は大変重要ですが、それだけでは野球選手にもピアニストにもなれませんよね。「反復練習」こそが真の実力者を作ります。私の尊敬する大師匠でもあり、同通訳の神様と呼ばれる國弘正雄先生は、「只管朗読(しかんろうどく)」という言葉で、何回も音読を繰り返し、言葉の理屈を体に刷り込むことの重要性を長い間唱えてこられました。この方法による学習が、外交や教育の分野の第一線で活躍する多くの英語の達人を生み出していることが、この学習法の効果を何よりの証明となるでしょう。

 「受験英語」と「実用英語」には、実際には何の区別もありません。センター試験や東大の入試をはじめとするほとんどの大学入試は、リスニングの導入からもわかるとおり、紛れもない実用英語の試験です。
 この本を手にした皆さんは、努力を軽視した安易な方法論の誘惑に負けることなく、将来も役に立つ英語力の習得を目指し、音読学習に励んでくださいね。

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