コーチング入門

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コーチング入門 第2版 (日経文庫)

コーチングとは

●人間の可能性を信じ、それぞれの個性を尊重しながら信頼関係を築き、部下を自律型人材へと育てていくためのコミュニケーション・スキル。一人ひとりの内側にある「能力、やる気、自発性」を引き出すことを基本とする。
●語源はハンガリーの地名(コウチという村)。15世紀に村の職人が馬車を製造し好評を博した。
●ハーバード大学のメイス博士は「マネジメントの中心は人間」と述べた上で、「人間中心のマネジメントの中でコーチングは重要なスキル」と位置づけている。
●コーチングは管理職のコンピテンシー(職務遂行能力)でもコアとなるもの。傾聴・質問・承認の3つが重要なスキルとなる。

2種類の解決不可能問題

①相手の性格・人格を変えようとすること
②過去に起こった出来事を変えること
この2つの問題に直面した時は、解決可能問題へとフレームを転換する(リフレーミング)。

コーチングのエッセンス

信⇒人間の可能性を信じる、上司・部下の信頼関係を築く
認⇒相手の良いところを見て、心にとめる
任⇒適材適所を任せる、任せて任せず

信頼の階段

①言葉と行動が一致しているときに信頼レベルは長い時間をかけて高まっていく。
②しかし、信頼関係が崩れるのは一瞬。
③信頼が損なわれると、ゼロではなくマイナスになってしまう。
④信頼回復にはさらに長い時間と労力を要する。(イバラの道)

目標管理の3つの段階

目標の設定→目標実現への取り組み→結果の評価

ギャップを埋める3つのアプローチ

mustとcanの間にある「gap=問題」を埋めるために
①個人の能力を高める(個別指導)
②やる気を高める
③やり方を見直す

GROWモデル

GOALS⇒目標の明確化
REALITY・RESOURCE⇒現状の把握・資源の発見
OPTIONS⇒選択肢の創造
WILL⇒意思の確認、計画の策定

傾聴のスキル

「聞く」と「聴く」の違い

自然と音声が耳に入ってくる「聞く(hearing)」ではなく、相手のほうに意識を向けて「聴く(listening)」必要がある。相手の声を、言葉を、気持ちを聴き取るのがコーチングにおける傾聴の基本。

傾聴の5つのポイント「かきくけこ」

か⇒環境を整える
き⇒キャッチャーミットを準備
く⇒繰り返し、あいづち・うなずき
け⇒結論を急がない
こ⇒心をこめて

質問のスキル

詰問・反語は、非難のメッセージ

自分が責められていると感じると、正当化したい・守りたいという欲求がはたらいてしまい、状況は改善しない。きちっと叱るためには、どうすべきなのか「然るべきビジョン」を具体的に示すことが不可欠。

7種類の質問

①Yes/Noで尋ねる質問
②Yesを引き出す「念押し、確認」の質問
③Noを引き出す質問
④自由回答で意見を尋ねる質問
⑤自由回答で事実を尋ねる質問
⑥選択肢を選ぶ質問
⑦数字で答える質問
これらを使い分けることができれば、質問のレパートリーが広がり、コミュニケーション能力やコーチング・スキルの向上につながる。

承認のスキル

「認める」の語源

「相手の良いところを見て、心にとめる」⇒「見+とめる」
部下のやる気を引き出すとともに、良好な職場環境を築くためにも承認のスキルが必要。
インプットは観察能力、アウトプットは伝達能力。部下を観察して心にとめることが第一歩。

プラスリストを作る

①長所・特徴・持ち味は何か
②最近の具体的な進歩・成長は何か
簡単でよいので表にまとめる。

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