【本】無印良品が、世界でも勝てる理由

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無印良品が、世界でも勝てる理由  世界に“グローバル・マーケット

1992年に株式会社良品計画に出向され、2001年に社長、2008年に会長に就任、2015年に退任された松井氏の本です。
無印良品の海外版店舗「MUJI」の展開と黒字化に大きく貢献されました。

11年連続で赤字となっていた海外事業について、松井氏は社長に就任後、それまでの問題点や出店戦略などを細かく見直します。
その結果MUJIは2002年にはじめて黒字化を達成し、現在も売上を飛躍的に伸ばし続けているそうです。

本書は『世界で勝てない企業は、日本国内でも生き残れない』という松井氏の言葉からはじまり、MUJIが海外でどのように成長・発展を遂げたかと、その取り組みについて紹介されています。

無印良品といえばシンプル、無駄がない、安い…といったイメージがすぐに湧くのではないでしょうか。
この独自性の高いブランドイメージと、商品のコンセプトこそが、MUJIの強みであると松井氏はいいます。
無印良品の特徴である、無駄をそぎ落とした機能的なデザインが、「禅の影響を受け、洗練されている」「長く使えて環境にやさしい」と、海外でとても人気なのだそうです。
あるいはそのシンプルさゆえに、例えば日本ではグラスとして販売していても、国によっては花瓶として使われたり、アクセサリー入れに使われたり、メイク道具を入れたりと、本来の用途以外でも広く使われるようです。

無印良品は設立された当初から、大量生産・大量消費社会へのアンチテーゼというコンセプトを持っていたそうです。
「シンプルな商品を使って、シンプルな生き方をしてみませんか」と、商品を通じてはっきりと表明しているわけです。
さらには「この商品はこう使う」と企業が決めるのではなく、消費者にどう使うか自由に考えてもらうこともコンセプトに含まれているといいます。
面白い発想です。

感想

私もさまざまな仕事に取り組んでいますが、商品やサービスを打ち出すうえで、はっきりとしたコンセプトを持つことが大切なのだと本書から学びました。
ターゲットとする人たちに受け入れられるようなコンセプトを掲げ、そのコンセプトをスタッフ全員がしっかりと理解して、ブランドイメージを保つことが大切なのだと感じました。

ただ、コンセプトをしっかり掲げても、実際にやってみてトライアンドエラーを繰り返すしかないと、松井氏はご自身の経験からこう述べています。
『肝心なのは、成功するまでやりきること。』

強みを把握して、粘り強く取り組むことが大切なのですね。

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