実践ファーマシューティカルコミュニケーション

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実践ファーマシューティカルコミュニケーション―服薬指導のスキルが上がる

ファーマシューティカルコミュニケーションとは

薬剤師がファーマシューティカルケアを行うプロセスに必要なコミュニケーションのすべてを指す。互いの信頼関係を構築するための基本的なコミュニケーションから、処方薬に対するコンサルテーション、患者の心理を把握し問題を明らかにするカウンセリングまでを含む。

【共感的繰り返し】
●患者さんの気持ちが表れた言葉を、要点を押さえて繰り返し確認すること。
●薬剤師が患者さんの訴えに共感を示しながら繰り返すことで、患者さんが自分の気持ちや考えを整理でき、コミュニケーションが先に進みやすくなる。
●患者さんが言った言葉を、そのまま同じ言葉で繰り返すことがポイント。言い回しを変えずにそのまま繰り返す。

【閉じた質問】
●「はい or いいえ」で答えられるような質問。もしくは数値など特定の情報を得るための質問。
●必要な情報を迅速に得ることができる。また、仮説を立てて事実確認をする場合にも使える。
●あまり話したがらない患者さんに有効。
●注意点としては、使い過ぎると「事務的、冷たい」などの印象を持たれやすいこと、誘導的になりやすいことがあげられる。

【開いた質問】
●自由に答えられるような質問。
●相手の心を開く効果をもち、うまく使えば患者さんが思っていることを表現してもらえる。
●あまり話したがらない患者さんには不向き。
●「具合はいかがですか?」などの広すぎる質問にはせず、やや焦点をしぼったほうが良い。

【共感的要約】
●患者さんが長い話をした際に、その要点をまとめて簡潔に繰り返すこと。
●感情を整理してあげることでコミュニケーションを先に進めやすくなる。
●薬剤師が患者の気持ちをきちんと理解できていると示すことができ、信頼を高めることができる。
●共感的繰り返しの上級テクニックで、感情のポイントがどこにあるかを見極める必要がある。

【共感的励まし】
●患者さんとの対話の最後、共感的な雰囲気の中で励ましの言葉をかけること。
●その時に心に自然に湧き上がってきた言葉を語りかけることで、勇気づけたり動機を高めたりすることができる。

【感情の明確化】
●患者さんのその時々の感情を明確にすることで、本当の欲求をとらえようとすること。
●自分の感情が明確化すると、背景にある具体的な事柄を話しやすくなる。
●閉じた質問、開いた質問を上手に使い分けて確認するとよい。

感想

井手口直子

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