ビジネスでいちばん大事な「心理学の教養」

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ビジネスでいちばん大事な「心理学の教養」 - 脱「サラリーマン的思考」のキーワード (中公新書ラクレ)

自分と「平均的な人間」のギャップこそが自分の特徴

【平均的な人間を知るための2つのアプローチ】
①多くの人間に備わっていることを統計的に明らかにしようとする学問(社会学、心理学、行動経済学、脳科学など)
②ビジネス(通常、平均的な人間が顧客と想定される)

年上であるアドバンテージが失われる時代

●ITが進行している現代は次々と新しい知恵が生まれることで、過去の知恵が上書きされてしまう。ただ年を重ねるだけでは後の世代よりも優れた知恵を蓄積できない。
●高性能な自動翻訳機などが使える時代に生まれた子は、それ以前の人間が苦労して得たスキルを「意味のないこと」と認識し、どんどん陳腐化する。
●価値が変わらずにあり続けるものは「平均的な人間」の「心」に関する知識。これが変化するには、百年単位の年月が必要。

キーワード(抜粋)

01 マズローの欲求段階説
人間の欲求は5層になっていて、低次元の欲求が満たされると一段上の欲求を求めるようになり、究極的には自己実現(存在欲求)を求めるという考え方。
08 プラシーボ効果
「偽薬効果」として有名。科学的に効果が認められないことを、対象となる人が信じることで効果を生んでしまうもの。
09 新奇恐怖
人間は慣れ親しんでいない「刺激」に対して恐怖を感じるもの。経験として安全性を確認していないものは避ける、という生命維持の原理原則が背景にある。
13 カリギュラ効果
何かを禁止されると、かえってその行為を実行したくなるという傾向のこと。マーケティングでも重要視される。
17 パラダイム
科学的な世界で共有されている基本的な枠組みのこと。改善活動に応用。
21 スキーマ
人間が世界を理解するときに使う、知識の「枠組み」のこと。そこに足りていない情報を、過去の経験や知識で補う「行間を読む力」でもある。
23 ストローク
「相手の存在に触れる」といった意味で使われる。肯定的なものと否定的なものがある。
27 カクテルパーティー効果
さまざまなノイズが存在する状況にあっても、そこから自分が必要だと考えている情報を選別することができることを示す概念。
30 ツァイガルニック効果
未完成なもの、途中で中断されたものは、注意・関心を引きやすいという概念。TVでよくある「続きはCMのあとで」というフレーズなどで利用。
33 レミニッセンス
特定の条件下で、記憶した直後よりも一定時間を置いてからのほうが記憶の保持量が増加・改善する現象。
42 アフォーダンス
環境が動物に対して、何らかの行為を誘い出すこと。マニュアルがなくても直感的に操作できるようなデザインなどに応用。
44 ハロー効果
何かを評価する際、その対象の「顕著な特徴」に引きずられて他の部分も評価してしまう真理的傾向。
49 ビッグ・ファイブ
人間の性格を判断「十分な要素」として一般的に受け入れられている5つの要素。
外向性、勤勉性、協調性、経験への開放性、情緒不安定性。
56 正常性バイアス
周囲で発生する異常事態に対して、ストレス軽減のためにリスクを過小評価すること。リスクを伴う。
57 スリーパー効果
情報源として信頼できないところから得た情報でも、時間が経つとその情報が正しいものと思ってしまう現象のこと。

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