銃・病原菌・鉄のまとめ「住んでいた地域の違いが究極の要因であり、民族の能力差などはない」

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銃・病原菌・鉄 上下巻セット

前提となる問い

なぜ、白人が他の民族を支配し、
他の民族が白人を支配することにならなかったのか?

結論(前提となる問いへの回答)

「偶然」である。
住んでいた地域の違いが究極の要因であり、
民族の能力差などはない。

本書では、この結論に至る根拠として、
いくつもの要因を挙げながら論理的な解説がなされている。

直接の要因

-「馬・銃、鉄剣・外洋船・政治機構、文字・疫病」

白人は、外洋船の発達によって、他の大陸へと侵攻することが可能になり、
馬・銃、鉄剣の発達による軍事力の差から、他民族との戦争に打ち勝つことが可能となった。
また、政治機構が整っていることで、軍隊も整備されていた。

文字の発達は、戦略・戦術の研究などに役だった。

これら軍事力の発達に加えて、
白人は、多くの病原菌を持っていたため、
それらに感染した他民族は壊滅的なダメージを負うこととなった。

直接の要因を引き起こした要因

-「多くの栽培植物と家畜の存在→余剰食料、食料貯蔵
→人口が稠密で定住している人びと、階層化された大規模社会→技術の発達」

多くの家畜の存在は、多様な疫病の病原菌を進化させる要因となった。
(「豚インフルエンザ」などのように、家畜に感染して疫病が進化した)

多くの栽培植物の存在は、余剰食料、食料貯蔵につながり、人口増加を可能とした。

人口の増加による大規模社会の成立が、技術の発達を伴って、
銃、鉄剣・外洋船・政治機構、文字などの発展をもたらした。

究極の要因

-「東西方向に伸びる大陸→種の分散の容易性・適正ある野生種の存在」

白人の住むユーラシア大陸は、東西に長い大陸であったため、
地域が変わっても日照時間等の生育条件が類似しており、
生物のひろがりが容易な環境だった。

また、元々の野生種の多様さも、他大陸を上回っていた。
(たとえば、馬の存在や多様な穀物類が例として挙げられる)

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