アレン・エスケンスの衝撃のデビュー作!

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償いの雪が降る (創元推理文庫)

 主人公は、ミネソタ州の大学に通うジョー・タルボット。
 

 ある日、授業の課題として身近な年長者から話を聞き、その人の伝記を書く課題が出される。家族の中に「身近な年長者」がいなかったジョーは、大学近郊にある介護施設を訪ねて協力を申し出る。

 紹介された人物は、末期癌患者のカール・アイヴァソン。彼は30年前、14歳の少女を暴行焼殺した罪で服役していたが、最近仮出所が認められ、その施設で最期の時を過ごしていた。

 「臨終の供述」をしたいとインタビューに応じたカールの話を聞くうちにジョーは、彼が無実であることを確信して独自の調査を開始するが・・・・・・。

感想

「冤罪証明サスペンス」の王道とも言える作品だ。

 この分野では、パトリシア・コーンウェルの『検屍官ケイ・スカーペッタ』シリーズが有名だが、久々の大型新人の登場といっても過言ではないだろう。

 彫りの深いキャラクター設定、起伏に富んだストーリー展開、軽妙洒脱な台詞・・・・・・そのどれもが非常にレベルが高く、緻密に計算されており、最終章まで一気に読み通すことができる逸品だ。

 さすが、バリー賞など三冠を獲得しただけのことはある。是非、一読されることをお薦めする。

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