問題解決請負人から機会発見請負人へ

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コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法 [kindle版]

 マッキンゼーとボスコンの両方で上層部だった人が、AIやロボットによるコンサルティングが現実化していく世界において、人間はどこで強みを出すべきかということについて思索している様な本だ。この思索の過程として、第一部ではコンサルの基本的思考方法を概説し、第二部では自身が今までに出会った中で一番のコンサルだと思う大前研一氏の凄い所を挙げ、第三部で今後のことについて言及している。

第一部 コンサルの基本技
課題設定、仮設構築、インパクト、フレームワーク、分析、ストーリーなどの問題解決の各段階において、どのように思考を進めるかを、注意点などに絞って解説している。ただ、これを読んだだけで問題解決ができる訳ではなく、、自分で手を動かして悩んで壁にぶつかった時に、それを乗り越える糸口を与えてくれるような内容だと思う。
おそらく、読み返した時に自分がいるステージによって、感じ方が変わってくるのではないだろうか。

第二部 超一流コンサルのスゴ技
大前研一氏の思い出を語っている。大前氏のコンサルとしてのすごい所を紹介しているのだが、それを凡人が理解できるところまで落とし切れているかは疑問が残る。
また、大前氏が力を発揮するためには、マッキンゼーの世界的な最新情報収集力が必須だったとの言及もあり、誰にでもマネできる訳ではない事にも注意が必要だろう。

第三部 コンサルを目指す コンサルを超える
AIなどによって力技の分析が出来るようになってくると、問題解決では人間が太刀打ちできなくなってくる。また、相手にその方法論を受け入れさせる人間力ですら、AIにかなわなくなるかもしれない。そういったときに人間が勝るのが、善を見極める判断力なのではないかと説いている。
マイケル・ポーターの理論への反論や、少しスピリチュアルなアプローチなども含み、読みこなすのに時間がかかりそうな部分ではあると思う。

感想

 しかし未だその思索は完璧に整理されている訳ではなく、もう少し深めていく必要がありそうだ。

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