猿飛佐助はなぜ何人もいるのか?天才が生まれる組織を作るヒント

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天才がどんどん生まれてくる組織 (新潮選書)

猿飛佐助

猿飛佐助というのは「猿飛の術」をマスターした者に与えられる呼称だからだ。つまり猿飛というのは人間の名前ではなく、術・技の名前だった。

猿飛の術という、基本技を体得した者は皆、猿飛の名を獲得できる。これはトレーニングする際の励みになる。高度な基本技が集団としてのアイデンティティとなっている。

猿飛は一人ではなく何人もいる。猿飛は人の名ではなく術の名。猿飛の技を使う者すべてが猿飛。

猿飛の術は「練活」とされる。ごまかしやインチキではない、血の出るような修練を経て得られる体術。

天才が生まれる組織を作るヒント

自分の癖をも技に変える工夫の力を持った者が、ハイレベルな集団からさらに抜け出してくる。

一人の天才が偶発的に出現するのではなく、ハイレベルの熟達者を多人数養成することがせきるのが、型の強みだ。

突出した才能を持つ個人の癖に惑わされずに、その才能を支えている基本技を見抜く。これが集団がクリエイティブであるかを見分ける際の重要な視点でもある。

暗黙知は、言語的に明示化されたマニュアルでは表現しきれない内容を持っている。しかし、現実のパフォーマンスを支えているのは、この水面下の氷山のような暗黙知である。

個人を成長させることのできるシステムであるかどうかが、クリエイティブな集団であるかどうかを見極める指標となる。

集団が生産的な場合、それをリードする人物がたいていいる。そのリーダーの癖を模倣してしまうか、それともリーダーの持つ基本技を見て、まねてみて盗み習得するかは、大きな違いを生む。

売れている吉本芸人の特徴は、コンテキストを見極め、場を段取る頭の良さがあるということだ。この本質的な部分をまねて盗まない限りは、表層的なノリの模倣に留まることになる。

吉田松陰の松下村塾は、社会改革への狂的なまでに強い意識変革の連鎖を生み出した溶鉱炉である。

松坂大輔投手と同学年には、優れた選手が多く、松坂世代と呼ばれている。これは松坂という買う別の実力者を基準として、同学年が目標を高く置いたためであると言われている。

宝塚音楽学校の教育には、まず日常の生活態度が一番大切だという考え方が根底にあります。日常生活の行いが舞台に繋がるので、私も毎日その点を心がけて指導しています。

感想

具体例が実際知っているものを題材にしているので本の内容を理解しやすかった。読みやすくいい本。

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