夏目漱石『坊っちゃん』|教師になった坊っちゃんの葛藤とは?

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坊っちゃん [kindle版]

『坊っちゃん』は、一から十一章に分かれています。ここでは七章までのあらすじです。


親譲りの無鉄砲で子供の頃から損ばかりしている坊っちゃんは、乱暴者で、家族から疎まれているが、下女の清だけは自分を気に入り、可愛がってくれる。
やがて、母が亡くなり、おやじと兄と三人で暮らすことになる。おやじは、坊っちゃんのことを、いつも駄目なやつだといい、兄とは仲が良くなかった。清は母が亡くなってから坊っちゃんを、いっそう可愛がるようになる。
おやじと死別後、兄から600円(兄は同時に清に与えるようにと50円を渡した)を渡され、それ以来会っていない。坊っちゃんは、東京の物理学校に入学。卒業してから八日目、母校の校長の紹介で四国の旧制中学校に数学の教師(月給40円)として赴任する。
 

赴任先に着いて、中学校へ来たら、もう放課後で誰もいない。宿直はちょっと用達に出たと小使が教えてくれるので、「山城屋」という宿屋に泊まることにした。
翌日、まず校長に挨拶をする。そこで、教育の精神について長いお談義を聞かされる。それを聞いて「到底あなたのおっしゃる通りにゃ、出来ませんこの辞令は返します」と辞退すると、校長に止められる。
教員控所で先生方に挨拶をした。そこで教頭の赤シャツや美術教師の野だいこ、数学主任の山嵐、英語教師の古賀と出会う。
挨拶が一通り済んだあと、学校を出て散歩する。宿屋に帰り、清へ手紙を書いた。山嵐が訪ねてきて、授業の相談をしたあと、下宿を紹介され、次の日に引き移ることにした。下宿にあいさつの帰りに、山嵐は通町で氷水を一杯奢ってくれる。


いよいよ学校へ出た。なんだか妙な心持のまま授業をした。下宿に帰ると、宿の亭主に書画骨董を勧められる。
そのうち、蕎麦屋に入って、天麩羅を4杯頼んだこと、団子を2皿食べたこと、温泉の浴槽で遊泳したことを生徒から冷やかされる。


初めての宿直の夜に寄宿生達から、嫌がらせを受ける。蒲団の中から、バッタがはいっていたり、床板を踏み鳴らし、坊っちゃんの足を殴ったりする。坊っちゃんは、寄宿生らの処分を訴えた。


赤シャツに釣りに誘われる。野だいこと三人で沖釣に行く。そこで、ゴルキを釣るが、面白くなくなって、仰向けになって大空を眺めていた。帰り際に、赤シャツに山嵐に気をつけないといけないと忠告される。坊っちゃんの前任者も山嵐に乗ぜられたと教えてくれる。


翌日、裏表のある奴から、貸しを作るのは嫌だと思い、山嵐に、ここへ来たとき奢ってもらった氷水代を返す。そして、山嵐は、下宿を出てくれと言い、喧嘩になる。そのあと、寄宿生の処分についての会議があった。赤シャツや教員の大勢は事なかれ主義から教師全体の責任としながら、坊っちゃんに生徒の責任を転嫁しようとした。この時に筋を通す処分を主張したのは、仲違い中の山嵐だった。結局生徒達は坊ちゃんへの謝罪と厳罰を受けることになるが、宿直当日に坊ちゃんも温泉街へ無断外出をしたため、外食店への出入り禁止を言い渡される。


坊っちゃんは、下宿を引き払った。そのまま、うらなり君に下宿の相談に行く。その夜から萩野の家の下宿人となった。やがて坊っちゃんは、赤シャツがうらなりの婚約者マドンナへの横恋慕していることを知る。それから二三日して学校から帰ると、清から手紙が来る。坊っちゃんを心配していることと、お小遣いで十円くれる。
湯に行くと、うらなり君、赤シャツ、マドンナに会う。湯を出て散歩をしていると、赤シャツとマドンナを見つけて、二人の前に立つが、赤シャツはごまかして温泉の町の方へ引き返した。

感想

書ききれないところは、サイトにて公開。
https://blog.saitalk.com/entry/soseki02

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