僕とツンデレとハイデガーより8人の哲学者の教訓を学ぶ

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僕とツンデレとハイデガー

概要

「いったい、何が確実なのか。なにを指針にして暮らしていけばいいのか。こうした時代に、見直されているのが「昔から変わらない価値」だ」

「不確実な時代の中で、人は確かなるものを家族の絆や友情、個人と個人の信頼のような、昔から変わらない価値に求めるようになっている」

「このような時代にこそ歴史に目を向け、偉大な先人の知識にふれておくことが大切であると思う。魂に哲学を持たない人間は、結局のところは弱いのだから」

ロマン主義から現代ヨーロッパ文学まで傾倒する著者は上記のように語ります。

本書では、現代的に誰でも理解しやすいように西洋哲学史を代表する下記8人の偉大な哲学者を思想を語る8人の女性と主人公との交流を小説仕立てで書かれています。

以下、①デカルト②スピノザ③バークリとヒューム④カント⑤ヘーゲル⑥ニーチェ⑦ハイデガーの順に印象に残った言葉を抜粋します。

8人の哲学者の教訓

◆デカルト
 ・ただ勉強をしたり本を読んだりするだけじゃ、本当の意味での知識は身につかなかった

 ・悩んだときは、とにかくベストだと思える決断をすること。
  そして迷わずに、その道を進んで行きなさい。そうすればどこかにたどり着くから

◆スピノザ
 ・対人関係で厳しいことがあっても、人は人間がつくった社会からデメリットよりも、
  はるかにメリットを受け取っている

 ・本来、人間は運命を支配できるほどの絶対的な力は持っていないんですよね。
  環境が自分にあわないからといって、環境のほうを変えてしまうような力は、誰も持っていない。
  だから人生がうまくいかないのは普通のことなんです

◆バークリとヒューム
 ・あれこれ考えたって人間の考えることには限界がある。
  だから衝動にまかせて生きてみることも、結構大切だよ

◆カント
 ・あなたも人生で悩むことはきっとあるでしょう。
  そんなときは、いろんな社会的な条件や自分自身の能力についてもいろいろ考えてしまうと思います。
  でも、そんな事情は取り払って、ただ問答無用にこうしろと心に響く理性の声と、
  キミ自身の欲望が一致するように心がけなさい

◆ヘーゲル
 ・世の中には完全な成功も完全な失敗もないの。
  失敗と思っていることでも、いくぶんかは成功かもしれないし、
  完全な失敗でもそれはまた新たな展開を迎えるために必要なものかもしれない

 ・完全なものが、今この世にあると考えるから、自分は不幸だと思うのよ。今はまだ不完全でもいいの

◆ニーチェ
 ・人と比べたって仕方ない。
  だから自分自身をもっと肯定して、思うように生きてみなさい

◆ハイデガー
 ・人は人と出会わずには生きていけない。
  人と出会うことで、あなたは一方通行の世界にはいられなくなる

 ・答えは、世界の中に実在しているわけじゃない。
  それは俺たちが、この世の中を生ようとすることで、はじめてあらわれてくるものなのである。
  待っていれば誰かが与えてくれたり、導いてくれたりするものでは、ないのだ

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