成果が出る問題に取り組んでいるか?

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考える力とは、問題をシンプルにすることである。

内容まとめ

正しい問題を定義すること、結果が出る問題に取り組むことの重要性を説き、そのためのテクニック、企業の事例、ケーススタディが記載されている。

導入/全体

○考える力とは、正しい問題を定義できる力。
○正しい問題とは、解くことができる問題、かつ、解いたら成果が出る問題のこと。
○正しい問題を定義できれば、作業量を削減し、成果を最大にすることができる。
○とりくむべき問題候補を抽出 → 問題を絞り込む → 実行する → 効果の確認を回す。

問題発見

○最終的な目的を考える。

  • ×:『○○高校に合格したい』 … それは手段では?
  • ○:『高校で△△を学びたい』
○解けない問題、解決すれば夢のような効果がある問題、都合の良いストーリの問題は避ける。
  • 例:『他社に負けている。安価で高性能な製品を作ろう。みんなが乗り換えてくれる。』 … それは非現実的では?
○「現象」を問題としない。その理由を考える。
  • ×:『駅前の違法駐車』 → 『取り締まる』 … 本当に根本解決?
  • ○:『駅前の違法駐車』 なぜ?→ 『停めるところがない』 なぜ?→『…』
○フレームワークを活用して問題をピックアップする。
  • 5F(競合、材料入手、顧客、新規参入、代替品物)
  • SWOT(強み・弱み × 機会、脅威)
  • PPM(シェアの大小 × 伸びの大小):金の成る木(大小)、負け犬(小小)、花形(大大)、問題児(小大)。検討例:負け犬をやめて問題児を花形にするように投資する。
  • VC(バリューチェーン):工程や行動のどの段階に問題があるかを考える。
  • AISAS:(注目、興味、検索、購買、共有)
○精度の高い情報収集と分析
  • 一次情報に触れる。
  • 事実と意見を混同しない。
  • 順序、因果関係、理解関係は図にする。
  • 考える要素を減らしてみる。(製品を絞る。場所を絞る。)
  • 最終的なゴール(理想)とのギャップを埋める打ち手を考える。
  • 誰にとって重要かで打ち手が変わる。

問題を絞り込む

○実行のハードルが低い問題に絞る。

  • 小さな解決を積み上げる感覚を持つ。
  • 普段を少し変えるだけ。すぐに実行できる。一日目の活動がイメージできる。低コスト。
  • 不都合な要因が発生しても考えてみても、対応できる。実現性がある。
○効果の高い問題を選ぶ。
  • あれもこれもとしない。後回し/手を付けないを決める感覚を持つ。
  • 結果を比較評価できるもの(数値ができるもの)を選ぶ。
  • 上位概念(複数の問題に共通する問題)を選ぶ。
  • 最終的なゴール(理想)とのギャップが大きいものを選ぶ。
  • 他の(後工程で)大きな問題を引き起こす可能性があるものを選ぶ。
  • 誰にとって重要かで選ぶ。会社、顧客、それとも全員。
  • 複数の項目を点数付けして絞り込む。
○その他
  • 適切な利益が確保できること(対象を維持可能とすること)はセットで考える。
  • 暫定対応で時間を稼ぐことも重要。時間が解決してくれることもある。

その他

○企業の実例
○ケーススタディ

感想

仕事でもプライベートでも最初に見つかった問題(のようなもの)に手を付けることが多い気がする。『事象から問題を探す → 効果が出る解決策を選ぶ → 実行/検証する。それを繰り返す。』ことが重要で、特に筋のいい問題定義の助けとなる本。
少し構成や表現が分かりにくい部分もあったが考えれば理解できる範囲。

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