家族をどう看取るか、自分がどう生きるかを考えさせる本

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ラスト・ソング (一般書)

読むことになったきっかけ

・先日、音楽療法士のお話を聞く機会があったが、その時に音楽療法とは何ぞやという話はきけなかった。何か音楽療法に関する本を1冊読んでみようということでこの本を読んでみた。

読む前の状態

・この本は図書館から借りてきた本で、他にも図書館から借りてきた本があったため、さっと30分くらいで読もうとした

読んだ後の感想

・泣けました。感動しました。飛ばし飛ばし読もうとしましたが、引き込まれる話しも多く、結局2時間ぐらいかけて読んでしまった。音楽療法がどうかは関係なく、自分が実際に死の瀬戸際になった時、どうなっているのか、どうなっていたいのかを考えさせられた。特に、患者から著者に向けられた「恋をしなさい」という言葉が一番、自分にぐさっと来た。

本の概要

・本の内容について
ホスピスで音楽療法士として勤務している著者が、その仕事を通して巡り合った患者とのお話しを編纂したもの
・ホスピスとは
「ホスピス」は末期患者のケアを行う施設で、焦点が「死ぬこと」にありそうなイメージだが、「残された時間をどれだけ有意義に過ごせるか」=「生きること」に焦点を当てているそう
・音楽療法とは
音楽療法とは、音楽を通して患者やその家族の健康の回復や向上を手助けしたり、患者と家族が音楽を共有して残り時間を有意義に過ごせるようにするもの。聴覚は最後まで残る感覚で、患者が音楽とどのように関わってきたかで音楽療法が適しているかどうか、どのような音楽をしようして治療にあたるか判断する。

本を読んでの気づきや感想

・音楽と記憶は紐づいているもの
音楽も言葉や文字と同じくコミュニケーションの手段。認知症で言葉や文字を認識できなくなった人も音楽は認識できることもある。これだけ世界中で音楽が愛されているのも、単純な言葉や文字では表せない感情や記憶も音、旋律、リズム、声の抑揚・音量に込めることができることにあるのかもしれない。
・グリーフ(深い悲しみ)の対処方法
本の中で、家族を亡くした際、残された家族はグリーフに苦しまないように亡くなった人の話題をさけることがあるが、それが却って残された家族を苦しめることになるかもしれないとあった。特に、子供は親をなくした際死に向きあわないと、無闇に自分を責めたりすることもあれば、亡くした親のことを忘れてしまう恐怖を背負うことにもなるとあった。グリーフを対処する方法の示唆として紹介されている言葉が"The best way out is always through"(解決するための最善の手段はやり通すこと、向き合い続けること)。私は、これまで家族や親族を亡くした時、その死と向き合わず、受け流そうとし、傷だけ残して生きてきたのかもしれないと感じた。
・本の最後の2行
「あなたはこれからどう生きて、どうゆう人生を送りたいと思いますか?」
「あなたには人生の最後に聴きたい音楽がありますか?」

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