戦後の日本の課題や矛盾を浮き彫りにし、日本の低迷や没落の陰にひそむ真実を爽快に!認識できる書

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平和主義は貧困への道 または対米従属の爽快な末路

序章 賢いほどのバカはなし

的確な理解か、利益の最大化か /「支配的な認識枠組み」の問題点 /二型の賢さが行き着く果て/認識枠組みと経世済民/悪循環の構造/ようこそ真実へ

第一章 平和主義は貧困への道

戦後型平和主義の特徴/政府への制約としての財政均衡/戦争憎けりゃ赤字国債まで憎い/平和のためにデフレに耐えろ/繁栄達成をめぐる裏事情/貧困への道はどう敷き詰められたか/技術革新と政府の役割/軍事研究なしに繁栄は続くか/平和主義は格差も拡大させる/負け組は勝手に路頭に迷え

第二章 平和主義は少子化への道

政府の負債は本当に問題なのか/信用の本質は「永続性」である/商人が大名家を訴え出ない理由/取りっぱぐれと「お互いさま」/平和主義は政府を信用しない/政府不信と豊かさを両立させるには/次の世代にツケを残さない奥の手/生めよ育てよ国のため/巨大な家族としての国家/国と家の繋がりを断て!/平和のために家族をつくるな/貧困化と少子化の相互補完性/世界の片隅の不都合な真実/飛び去る生殖能力

第三章 愛国は虚妄か、さもなければ売国だ

「平和主義化」を深める保守派/必殺!自己欺瞞vs自己欺瞞/娘の結婚にひそむもの/曾宮周吉とフリードリヒ・リスト/ナショナリズムに反発するナショナリズム/佐竹熊太郎の正体をあばく/占領軍とハリウッド・スター/新しい愛国の条件/幻に嫁いだ女/神の摂理「外人ポンポン」/戦後の保守のとんでもない真実

第四章 経世済民のために経世済民を放棄せよ

憲法と「元帥ポンポン」/平和主義者が九条にこだわる理由/売国的愛国のメカニズム/占領のタテマエとホンネ/総司令部の中核はどこだ?/検閲をめぐるエロチックな対立/激闘!参謀第二部vs民政局/AFPACをもってSCAPを制す/吉田・白洲コンビの大奮闘/マッカーサーの手のひらで踊れ/保守にプリンシブルはあったか

第五章 従属徹底で自立をめざせ!

支離滅裂な自民党の使命/戦後保守は保守主義を知らない/売国から虚妄への逆戻り/旦那のふりをしたがる現地妻/売国的愛国の中のせめぎあい/富国強兵路線への転換はありえたか/安保条約と経路依存性/崩壊した吉田ドクトリン/保守、矛盾のあげく爽快になる!/対米従属をもって対米従属を制す/冷戦終結は何を意味したか/完成した自滅への道/老兵は死なず、呪縛を深めるのみ

第六章 政治は口先と言い訳がすべて

日本はこのまま没落一途か?/戦後は良い時代ではなかった/主流派エリート、言葉にすがる!/現実逃避の行き着く果て/論理崩壊とゴマカシの始まり/今の日本は「自滅の空回り」だ/空回りのルーツをさぐる/左翼と保守の濁り比べ/失望した支持者たちの選択/否認と添い遂げ、または安倍内閣はなぜ強いか/開き直りの四つのテクニック/政権擁護の切り札はどれか/保守は往年の度量を失った/「敵がいてくれないと死ぬ病」とは/われわれは敗北寸前にして勝利寸前だ!/バラ色の妄想に閉じこもれ!/日本の爽快な末路

終章 不真面目こそ未来を拓く

戦後の経路をさかのぼれ/占領体験と現実否認/米兵を直視できなかった女/敗残兵の見通した未来/これからは賢い者ほど狂いだす/窮地脱却の切り札は「不真面目」だ/亡国もまた宇宙のジョーク

感想

戦後保守の富国弱兵、左翼リベラルの貧国無兵では、もう手詰まり。八方塞がりな現状が嫌というほど思い知ることができる。このままでは良くても停滞、悪いと衰退。対米従属に代わる方策を真剣に考えなければならない時期に楽しく読める本。

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