相次ぐ製造業のコンプライアンス違反。弊社には対岸の火事なのか?

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七つの会議

選書理由

近々、野村萬斎氏主演で映画化されることを先日の『王様のブランチ』で知りました。番組内での作品紹介があまりに面白そうだったので、その日のうちに原作を購入!

内容について

(ネタバレ注)この小説は、大手メーカー子会社で起きた部品強度のデータ詐称問題を扱っています。子会社という立場から親会社の売上向上への圧力は強くそのしわ寄せは現場の営業担当に降りかかります。あるとき、大手からの受注獲得の為、営業担当者が一部部品の強度を下げることでコストダウンを狙ったことから問題が起こります。強度不足によりその製品はいとも簡単に壊れてしまうような低性能にも関わらず世に出回ります。しかも、その製品というのが、飛行機や新幹線の座席!もし、座席が一斉に壊れるなどということがあれば大惨事になることは目に見えています。しかし、予想される被害が甚大な分、もしリコールとなればとんでもない損害が会社に降りかかります。不正を隠匿したい会社に対し、不正を正したい主人公・八角が立ち上がります。はたして、この詐称事件の結末は?そして、責任の所在は誰にあるのか??

感想

製造業のコンプライアンス違反。特に、データ詐称や隠匿はニュースでも度々目にするトピックです。最近では、日産や神戸製鋼、東レ。さかのぼれば、森永乳業などなど。
こうした不祥事は、各企業の現場監督者や担当営業のみ、あるいはその会社のみが悪なのか?そうした悪事を行うに至ったのは、社内ひいては社会からの圧力・それを許容するような社内の風潮が影響しているのではないかと考えさせられる小説です。

感想

これから、こうした問題をニュースで耳にした時、その会社が悪いという単純な思考ではなく、それが起きた背景にまで思いをはせるようになりそうです。

七つの会議

七つの会議

  • 池井戸潤

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