思考の整理学で「へぇー」って思うセンテンス

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思考の整理学 (ちくま文庫)

はじめに

東大・京大で一位のような帯を見て、興味本位で買いましたが、薄さの割に内容は濃いです。

思考について、整理について、忘れることについてなど。
前半が特に興味深く、なるほど、へぇーと思う箇所も多々あり、参考になりました。

以下気になったセンテンスを簡単に箇条書きで。

ポイント

・自分で飛べない人間はコンピュータに使われる。
 (人には自分で物事を発明・発見する能力が必要)
 

・今の学校教育は親切すぎる。知識を与えることに有能になれば、学習者は受け身になる。

・朝の頭は能率がよく優秀。胃袋に何か入れた後すぐ、頭を使うのはよくない。消化のために血液をとられて、頭がボーっとするから。
 

 朝の良い頭を持続するには?→朝飯を抜けばいい。
 「(そんな仕事は)朝飯前」というのは、朝の優秀な頭を指しているとも考えられる。
 さらに言えば、昼食後寝てしまう。起きたらまた朝飯前の優秀な頭に。

・“見つめるナベは煮えない”(外国のことわざ)…あまり注意をしすぎては、かえって結果がよくない。しばらく放っておく時間が必要であるということ。

 思考を整理するには寝させる時間(その問題から離れ、放っておく時間)が必要。

・一つでは多すぎる、一つではすべてを奪ってしまう。
 →考えなど、一つだけだと他が見えなくなり、全ての秩序を乱してしまう。

・セレンディピティ:本筋に沿ううち、偶然生まれる発見、発明。
 発見・発明においてセレンディピティによるものは数多い。

 人間の無意識の作用に負う部分がときには重要。

・努力すればどんなことでも成就するというのは思い上がり。
 できないことに対しては、時間をかけるしか手はない。

 無意識の時間を使って考えを生み出すということにもっと関心を持つべき。

・頭をよく働かせるには、忘れることが大切。

・自然忘却はレム睡眠中に起こる。このとき脳の中で価値観に基づく記憶の整理が行われる。

 レム睡眠は体の休息・頭は活動、ノンレム睡眠は頭は休息、体はわずかに活動。

・田舎の勉強、京の昼寝:時を忘れるほど何かに長時間没頭しても、それほどうまくいかない。休み休みのほうが進むものは進む。

・ピグマリオン効果:根拠がなくとも、ほめれば多少は伸びる。

 調べてみると正確には、「人は期待されることで、その通りの成果を出す傾向があること」だそうです。教師に期待されることで、学習者の成績が向上するというのが具体例ですね。

・組織された知識でないとものは生み出せない。

・知識は収穫逓減、増大し続けると飽和状態になる。

・無我夢中・散歩中・入浴中がいい考えが浮かびやすい状態。

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