涙がとまらない…!ドラマ化もされた感涙物語

5484viewsさまりさまり

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とんび (角川文庫)

不器用で真面目な父、ヤスさんと、幼い頃に母とひきかえになったアキラの、二人で歩む親子の物語

ヤスさんが、奥さんとなる美佐子と出会って、アキラが生まれ、これから家族としての最高の幸せな生活が続くはずだった・・・
しかし、突然の事故で母を失い、父と息子の二人三脚の生活が始まる__

父子家庭の大変さに苦労しながら、スジはきっちり通すヤっちゃん(ヤスさん)。
母に命を守られ、父に育てられ、たくさんの人に助けられて大きくなったアキラ。
生きていることの幸せと喜びを噛みしめ、母の想いを受け止めて、これからの長い人生を生きていく模様を描く。

お前にはお母ちゃんがおらん。ほいでも背中が寒うてかなわんときは、こげんして、みんなで温めてやる。ずっとずうっとそうしちゃるよ。ええか、「さびしい」という言葉は「寒しい」から来た言葉じゃ。ーじゃけん、背中が寒うないお前は、さびしゅうない。

__海になれ              海に雪は積もってるか。雪は悲しみじゃ、地面にどんどん悲しいことが積もっていく。 地面になったらいけん。  海じゃ。なんぼ雪が降ってもそれを黙って知らん顔して飲み込んでいく海にならんといけん。アキラが悲しいときは、お前は笑え。二人しかおらん家族が一緒に泣いてたらどげんするんな。

〈〈和尚の手紙より〉〉親が子にしてあげることは、幸せにしてやることじゃない。 たったひとつしかありゃせんのよ。     「子どもに寂しい思いをさせるな」

母がいない環境で、支え合い、周りの人に助けられながら、二人で乗り越えていく過程には、ページをめくるごとに感極まり、息が詰まってしまった。不器用な父の愛情が子に伝わるまでは、とても長い年月がかかった。しかし、より一層、家族の大切さを認識することができ、生きていくことの幸せを感じることができる、イチオシの感動物語。

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