ナチズムがもたらした悲劇を基に書かれたドイツの傑作ミステリー!

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深い疵 (創元推理文庫)

 主人公は、ホーフハイム刑事警察署主席警部オリヴァーとピア警部。

 2007年4月28日、頭部を撃ち抜かれた老人の屍体が自宅の玄関で発見される。現場には「16145」の数字が残されていた。

 早速、オリヴァーとピアが調査を開始すると、老人はホロコーストの生き残りで、アメリカ大統領の顧問まで務めた著名なユダヤ人であったことが判明する。

 しかし、死亡解剖の結果、被害者がナチスの武装親衛隊員だったという衝撃の事実が明るみに。

 そして、第二、第三の殺人が起こる。

 犯人の動機は何なのか?

 被害者の過去を探り出す二人は、とうとう真犯人を突きとめるのだが・・・・・・。
 

感想

 日本にも第二次世界大戦の後遺症を扱った作品 ー 横溝正史の『犬神家の一族』など ー はあるが、本作品はドイツのそれだと言えよう。

 一方で、ナチス的なものを極力排除してきた戦後のドイツ社会の断片を照射する「ご当地ものミステリー」と言えなくもない。

 とにかく、次々に起こる不可解な殺人事件に挑む名コンビ、オリヴァー&ピアの大活躍を存分に味わって頂きたい!

 

深い疵 (創元推理文庫)

深い疵 (創元推理文庫)

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