息つく暇もない技巧派ミステリーの傑作!

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流れ星と遊んだころ (双葉文庫)

 主人公は居丈高な大スター「花ジン」こと花村陣四郎に奴隷のように仕えるマネージャー、北村梁一。

 ある初秋の夜、新宿二丁目のバーの窓から侘しい雨を眺めていた梁一に、二十歳前後の女・柴田鈴子(れいこ)が声を掛けてきた。二時間後、横浜港の埠頭の倉庫で美人局に遭い、ひと悶着あってから、鈴子の恋人・秋葉じゅんと知り合う。
 

 秋葉の放つ危険な魅力に惚れ込んだ梁一は、彼を『田代ジュン』として大スターにすることを決意し、落ち目になった「花ジン」から大作映画の主役を奪い取り、「花ジン」が社長の座に収まっている芸能プロダクションから独立することを画策する。

 しかし、梁一の奸計はそれぞれの思惑と愛憎が絡み合い、思わぬ方向へ進み始めてしまう・・・・・・。
 

感想

 冒頭から捻りと驚きがふんだんに盛り込まれ、数ページどころか数行先さえも予想できない、油断ならない展開が待ち構えている。

 虚々実々の駆け引きや嘘と真実の反転など、これぞ「連城マジック」というべき大どんでん返しまで仕込まれているからたまらない。

時を忘れる「連城ワールド」に、とっぷりと浸ってみてはいかがだろうか。

 

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