デジタル化した後でも、アナログメディアの経年劣化を極力避ける対策を

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アナログメディアでも最も注意すべきはビデオテープ

 一昔前の写真や動画は、フィルム、プリント、ビデオテープといったアナログのメディアに記録されており、メディアの破損が心配。中でもビデオテープは、8ミリビデオカメラやビデオデッキなど、再生する機器が既に製造終了していることが多く、手持ちの再生機器がなく、新たに入手できないと、内容を見ることができなくなる。
 保存の第一歩は、見られなくなることを避けるためのデジタル化から始まる。

デジタルデータも、ただ保存してるだけでは危険

 万全のバックアップ体制をとっていても、データを保存しているHDDを設置している自宅が災害などに遭遇する場合もある。このような場合でも、データをインターネット上の保存サービス(クラウドストレージ)に預けておけば、写真や動画は守られる。そして、永続的にデジタルデータを保存したいならば、これらの対策を複数組み合わせる必要がある。

アナログメディアの保存を

 今後、現在よりもさらに高品質なデジタル化の方法が登場したときに、再度オリジナルのアナログメディアからのデジタル化ができるかもしれないので、アナログメディアも経年劣化を極力避ける対策を施して保存した方が良い。

アナログメディアの特徴

 ビデオテープは、非常に薄いフィルムできており、熱や湿気に弱く、長期保存には向いていない。
 写真フィルムは物理的な傷がつくと、画像が部分的に触れてしまうので、フィルム保存専用袋に入れて保存する。冷暗所に保存すれば、100年たっても画像が失われる事は無い。
 写真プリントは土台が紙なのでフィルムほど強くはないが、冷暗所保管をすれば、100年程度は見られるはず。

デジタルメディアの特徴

 光学ディスクは冷暗所で長期保存した場合の安定性はかなり高いが、DVD-Rに関しては記録面の色素が経年劣化で消えてしまう可能性があり、長期保存には向かないと思われる。
HDDは、RAIDに対応したNASを常時通電状態で運用し、メンテナンスしながら維持していくのが、最も保存性が高いと言える。
 フラッシュメモリーは原理上、長期間データにアクセスしないと、保存したデータが自然消滅するという特性があり、長期保存には向いていない。

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