スティーブ・ジョブズ Iのざっくりまとめ

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スティーブ・ジョブズ I

がいよう

はやいなぁ……もう逝っちゃうなんて。あとすこし、もうすこしだけ、スティーブの魔術に心躍らされたかった。
スティーブ、キミの伝記、読んだよ。まったくかっこよすぎたよ……広告からマーケティング、経営戦略を取り仕切り、プロダクト機能の実装と検証にかかわりつつ、ガラス素材の開発に建築特許。ページをめくるほどに、スティブはどんどん神格化されていく。プレゼンの神? いや、そんな小さなフレームで収まらない……キミは人類の神だ。

ひかえめに

◆「捨てられてつらかった……だから、スティーブは他人に頼らず、自分の力で何でもしようとしたのだろう」◆
養子として育てられたスティーブ……「自分は捨てられた子ども。本当に心から頼ることができるヒトなんていないんだ」との思いをもっていたから、自力で何でもやろうと試みたのだろうか? いや、それ以上に大きかったのは、彼の周りに「真に」優秀だと認められる人がいなかったからだろう。同じレベルの話が通じる・頭の回転速度が速い【友人】を見つけた時、スティーブは、ヒトに頼ることの大切さを学ぶ。プロダクトを作るにあたっても、人生を生きていくにあたってもだ。

◆「バカを経験したからこそ、大きな冒険的事業に乗り出せた」◆
若い頃に経験したことは、人生の後半にまでおおきな影響を及ぼす。若干20歳にして、独力でプロダクトを作り上げ、販売し、そして、LSDでラリって、ギャングに銃で脅される経験をしたジョブス。歴史に名を連ねる人の多くが、20代前半までにもの凄く濃密な人生をおくっているのは偶然だろうか。一つのことに全身全霊をかける経験は、集中力の増強だけでなく、全力で何かに打ち込むことの「楽しさ」を与えてくれる。また、自分の限界をしることで、他の人を尊敬することも覚えるはずだ。全ての人を尊敬する必要はない。ほんの数人、尊敬できる人がいればいい。

◆「じっくりと時間をかければ、とらえにくい声が聞こえるようになる。このとい、直感が花開くんだ」◆
ジョブスは「禅」から、多くのことを学んだ。それは、彼の経営哲学/人生哲学とも大きく関係している。シンプルにすること/時間をかけ最高の状態に持っていくこと/直感を大切にすることetc。プロダクトを作ることに、論理めいた手法は通用しない。人が直感的に欲するものなんて、論理で語ることなんかできない。消費者の心を掴むプロダクトをつくるために役立つのは、「今を生きる人」が欲するものは何かを直感的に把握するチカラだとジョブスは考える。

◆「金儲けを目的に会社を興してはいけない。真に目標とすべきは、自分が信じるなにかを生み出すこと、長続きする会社を作ることだ」◆
自身が掲げる信念を達成する。そのためには妥協を許さない。会社やプロダクトの印象は相互に影響しあっている。どんなに素晴らしくカッコいいプロダクトを作っても、会社の印象が悪いとその魅力は半減してしまうもの。プロダクトのパッケージ、新商品の発表方法、企業から発するメッセージetc。ジョブスは細部へのこだわりを忘れない。「世界をかえるなにかをうみだすこと」、その実現のためには何をすればいいのかを、ジョブスは「直感的に」理解していたのだろう……おそらく20代前半には。

◆「現実湾曲フィールド。彼の周囲では現実が柔軟性を持つんだ。誰が相手でも、どんなことでもかれは納得させてしまう」◆
はじめて出会ったその場で、相手の意志をコントロールする……このように書くと、「あのプレゼンスタイルをもつジョブスのことだ。きっと話術も凄いんだろう」と思ってしまうかもしれない。だけど、ジョブスの凄さは話術だけではない……コトバを巧みに操りつつ、心を見透かされたかのような視線を話相手に投げかけ、自然と相手の意志を自分の都合の良い方向に持っていってしまう。話し始めた当初は、ジョブスの考え方に疑問を抱いていたヒトも、会話が終わる頃には彼の考え方を全面に支持してしまう……現実的に考えれば「ありえない」商談を、ジョブスはまとめてしまう。

さいごに

1人の男性が1つの時代を築き、多くのヒトに勇気、希望、野望、刺激をもたらしてくれました。とてもとても素晴らしく、刺激のあるセカイをもたらしてくれました。でも、それももはや過去の話。次は誰がどんな世界を作っていくのでしょう? 「俺なら世界を変えられる!」と本気で考えられる「ヒト」……真に有益なサービス/プロダクトを提供することができる「ヒト」……利益をあげることも重要だけど、やっぱり自分が信じる理念を一番大切にしたいもの。妥協しない姿勢を貫き通し、坂道を転げ落ちてしまうかもしれない。けれど、信念を貫いたからこそ、得られるものもある。……80歳でなくなる命。さて、みなさまはどんな人生を【選択】しますか?

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