迷わず書ける記者式文章術(松林薫 著)

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迷わず書ける記者式文章術:プロが実践する4つのパターン

【要点】

①新聞の記事はあるルールに従って書かれているため、応用範囲が広く、実用文の手本と言える
②速く書くための戦略は、書く内容を明確にして、構成を「逆三角形」「三部構成」「起承転結」「起承展転結」という4つのパターンから選び、とにかく文章を書き、あとは推敲するというものだ
③執筆の前に文章の設計図を書くことが重要である
④文章を書き始める際は文章の重要な要素を全て盛り込んだリード(前文)を200文字以内で書いてみるとよい

【構想を練る】

・文章を書く前に必要な準備段階には「構想を練る・取材をする・文章の設計図を描く」の3つがある
・構想を練る際の第一ステップは、文章の種類を決めること
・文章の種類は「説明文・論文・読み物」に分けられ、盛り込む要素によって違ってくる
・人が文章を読んで面白いと感じるのは「新たな知識を得た時・予想や常識を覆された時・別々の要素が繋がった時」である

【3つの発想法】

逆張りの発想:世間の常識をあえて否定し、その仮説が正しいかどうかを検証する
掛け算の発想:ある事柄と、それとは関係のなさそうな事柄を結びつけた仮説を立て、それが成り立つかどうかを調べる
逆算の発想:最初に結論を決め、それが周辺分野に及ぼす影響について仮説を立て、検証するすることで発見していく
・いずれも、仮説を立てて検証することがポイント、大半は検証中に成り立たないことがわかるが、無駄を繰り返すことで精度が上がる

【取材1.メモのとり方】

・取材時の必須アイテムは「ICレコーダー・デジタルカメラ・紙のメモ帳」である
・速報の原稿を書く場合は、メモ帳に要点を書き留め、同時並行で「どの部分を記事に盛り込むか」という情報の取捨選択をする

【取材2.裏をとる】

・正確な文章を書くためには、事実関係の確認を念入りに行う必要がある。これは記者の仕事の基本である
・日常会話であれば文脈から察するようなことであっても、取材中はそうした曖昧な点を1つずつ潰していかなければならない
・情報をあえて疑って調べることで、知らなかったことに気づくことがある。この「無知の自覚」を持てるかどうかが、プロとアマの違い
・裏付けに用いる資料は、役所や公的機関の資料、一般紙の記事、学術書や学術論文など信頼性の高いものを優先にする
・逆にネット情報はしっかりチェックされてないものも多いため、裏付けには使わない方がよい
・対面取材や、現場の写真、そこで計測されたデータなどを見ることも大事。ただ、正確性や情報量の面で限界があることも意識が必要

【取材3.質問を投げかける】

・対面取材(インタビュー)では、事前の情報収集がものをいう。限られた時間の中で、すでに知られている情報よりも、
 まだ知られていない情報を相手から引き出すことが望ましい。そのため、事前調査で質問を絞り込むことが欠かせない
・質問は相手の答えが「イエス」と「ノー」の場合に分けて、フローチャートで用意する
・質問を1つに固定すると、想定外の答えが返ってきた場合に計画が崩れてしまう
・時間が余った場合に備え、予備の質問も用意しておく
・インタビューは「計画→仮説→設問→質問→検証」のサイクルを繰り返して進めていくのが定石

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