理系の企画力に学べ!成功を生み出す9つの法則

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理系の企画力!-ヒット商品は「現場感覚」から (祥伝社新書167)

概要

技術マーケィングなどのコンサルタントである著者は以下のように語ります。

「企画力は、文系社員や、商品企画部門に配属された理系社員だけに必要なわけではありません」

「自分の専門分野に閉じこもることなく、全体からモノを見ることができる現場技術者が増えれば、会社の組織の商品開発力はもっと高まるのでないか」

本書では、成功事例を9つの法則に当てはめて分類し、解説が加えられています。

以下、印象に残った箇所を抜粋します。

9つの法則

①現場は観察するだけではなく、実際に体験する
 ・自分でも実際に商品を使っている
 ・実際に使った感想を毎日記録してみる
 ・展示会や関係者にインタビューをしてみる

②一面からのモノの見方にこだわらない
 ・TOTOは米でエネルギー政策法で規制されても、他のメーカーにはできない方法で解決した
 ・ある消費財メーカーは不況だから、「父親の時間が増える」と予測し、家族で大掃除しましょうとというキャンペーンをし成功

③使う人が求める究極の我儘こそ、発想基準
 ・世界中で売れた製品が、そのまま持ち込んでも日本で売れることはない
 ・ある韓国企業はその国の文化や生活習慣を学ぶために社員を世界各地で住ませている
 ・P&Gもデータ主義を捨て、消費者に密着しての商品開発を実践している

④はじめにコンセプトありき
 ・技術ロードマップは重要だが、手段であり目的ではない
 ・消費者にとってその違いの価値に意味がない開発は、技術者のひとりよがりである
 ・一見ありえそうもないコンセプトを目標にして設定してみる

⑤優れた技術は感動を生む
 ・テニスの試合でボールの軌道解析をする『ホークアイ』で試合のルールさえも変わった
 ・村田制作所の『ムラタセイサクくん』の感動で企業の認知度は高まった
 ・F1用のホイールを要求以上に軽量化したワシマイヤー社は、通常1年契約が3年間の独占契約できた

⑥最初から二兎を追う
 ・低価格にも関わらず高品質な物を提供されると感動する
 ・顧客の期待値を超える製品やサービスを作るという発想に立つ
 ・ユニクロは低価格で温かいという『ヒートテック』で成功した

⑦異なる分野の技術を結集する
 ・コマツは建機メーカーだが、情報通信技術を使って、メンテナンスや保守サービスを効率化した
 ・工作機械メーカーの森精機制作所はITシステムによって、故障時の原因を先に特定し、顧客への対応を早くしている
 ・複数の異なる技術を結合させることによって、ダントツの製品が生まれる

⑧技術はわかりやすく翻訳する
 ・Suicaは非接触カードなのに、「タッチアンドゴー」という言葉でシステムの処理時間を長くさせ、流れをスムーズにした
 ・フェリカは国際標準を獲得するため、非接触カードから接近型通信機能の分科会に戦いの場を移し、見事成功

⑨商品はロングセラーを前提に考える
 ・いつまでたっても商品化と撤退を繰り返すばかりだと、間接費や宣伝広告費の割合ばかり高くなる
 ・技術や商品の企画は、過去の成功や失敗の分析が財産になる

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