いつのまにか「私の考え」が誘導されていた!

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操られる民主主義: デジタル・テクノロジーはいかにして社会を破壊するか

目次

第1章 新しき監視社会 - データの力は自由意志をどのように操作しているのか
第2章 「部族」化する世界 - つながればつながるほど、分断されていく
第3章 ビッグデータと大統領選 - デジタル分析が政治のあり方を揺るがす
第4章 加速する断絶社会 - AI によって社会はどうなるのか
第5章 独占される世界 - ハイテク巨大企業が世界をわがものとする
第6章 暗号が自由を守る? - 国家を否定する自由主義者たち
結論 ユートピアか、ディストピアか

エッセンス・レビュー

本当の自由のかわりに、コントロールされた自由のもとで私たちは穏やかでそつなく、しかもさり気ないテクノ・オーソリテアリアニズムへと導かれていくのだ。わたしたちの大半はそれに気づくこともないだろうし、ほとんどの者が気にも止めようともしない。(結論 ユートピアがディストピアか)

民主主義は崩壊し、無政府状態へと入るが、実質SNSなどの情報により市民はコントロールされ続ける。

アルコール中毒や煙草への依存は、ネット依存症に取ってかわられつつある。「いいね!」であなたが何者かを割り出せる。(第1章 新しき監視社会) ]

警察官の配置でさえ、アルゴリズムがやる時代が来る。磨くべきは直感かな、と。理論的、効率的な選択はすべて任せる。

ネットでは、希望するどんなタイプのコミュニティーでも見つけられるし、なければ自分で立ち上げられるので、志を同じくする何千もの人が結集することでつながっていられる。怒りを覚えた時には自動的に同じような怒りを覚えているものが見つけられる。(第2章 「部族」化する世界) ]

インターネットは直感的にたくさんの情報をいれられるため感情的なものである。
さらに感情的なものたちがすぐに集まることができる。結果、思考が偏る。

フォードに乗る人はトランプの潜在的支持者(第3章 ビッグデータと大統領選)

最新の機械には人間がルールを用意しなくとも、独自に学習を認識する機会がある。「ディープラーニング」とよばれるものだ。(第4章 加速する断絶社会)

感想

「デジタルテクノロジーによって民主主義にいかに衰退していくのか?」ということが、
「トランプの選挙活動におけるスーパー広報チームによるフェイスブック戦略」や「イギリスのEU脱退における市民の心を動かすフェイスブック戦略」などのキャッチーな具体例を用いて、
6つの観点で考察されている。

本分野における事前知識のある方がより楽しめる内容であろう、と感じた。

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