ブランドを構築する方法

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結局、営業に頼ってしまう御社が伸びない本当の理由 (アスカビジネス)

概要

ブランドコンサルタント兼プロデューサーである著者は以下のように語ります。

「売上や利益率を増やしていくためには、今までのような営業だけに頼る経営では限界があるのです」

「日本の企業が欧米の企業と比べ、成長率や利益率が低いのは、ブランド力が弱いことが大きな理由の一つだ」

本書では、ブランド戦略に並びに構築の方法についての提案が載っています。

以下、印象に残った箇所を抜粋します。

ブランドの基礎

◆ブランドとは
 ・選ばれるための特別な理由、そして、その結果生まれる評判

◆ブランドは評判
 ・受け手(顧客)が満足してはじめてブランドと呼べる!
 ・一方的に送り手(企業)が情報を出していても成立しない!

◆ブランドには確固としたコンセプトが必要
 ・コンセプトが明確でないと、ネーミングもデザインも作れない
 ・張りぼての外側を作っても、見せかけで終わる

◆ブランドの製造工場はどこ?
 ・ステークホルダー(消費者、社員、株主、関係会社など利害関係全員)の心の中である
 ・ここを忘れてしまうと、独りよがりなものになる

◆ブランディングとは
 ・戦略、ネーミング、デザイン、コミュニケーション、社内教育、マーケィング、商標など全てがブランディングに含まれる

◆「ブランド戦略」の本質
 ・企業や商品・サービスの独自目的で差別化して魅力を見つけ、カタチにし、評価を高めていくこと
 ・「まずどのように、またどのくらいお客様に評価をされているか?」を基点からスタート

間違ったブランディング

◆表面的なブランディングは効果なし
 ・中途半端で表面的なブランディングの理解は、それなりの結果しか生まず利得を得られない

◆間違ったブランディング
 ・考え方やこだわりをとにかく情報発信
 →こだわりの結果「何が事業に反映できたのか?」が重要

 ・差別化を狙って違ったものを投入する
 →関心は生まれるが、「購入したらどんな利得があるのか?」まで

 ・デザインをかっこよくする
 →デザインはメッセージやコンセプトを伝えるためのツール

 ・ロゴをつくる
 →ロゴ(シンボルマーク)は企業の経営哲学の反映。本業が疎かにしない

 ・知名度上げる
 →知名度を上げることより、その後コアなファンになってもらうことが一番
 

 ・優秀なクリエーターに頼む
 →経営トップの真剣さや積極性がないとクリエーターの力は引き出せない

 ・多額の資金を投入する
 →タッチポイント(ターゲット顧客が商品・サービスに触れる機会)の優先順位を高いところから投入

 ・短期間
 →時間をかけて継続的に育てていくことが、底知れない力を発揮する

ブランディングの放置はマイナス

◆ブランドを無視することは
 ・半年後の売上にも興味がないと同じである

◆アイデンティティが弱い
 ・選ばれるだけの特徴を打ち出せていない

◆お客のベネフィット(利得)が伝わらない
 ・どんな商品やサービスを扱っていると記載するだけでは不十分

◆ベネフィットを伝える3つのポイント
 ①お客のベネフィットが書いていない
 →商品を買うことでどんな体験が得られるのか

 ②心を揺さぶるコピーライティング
 →事実(商品の特徴など)と感情(好奇心を引き出す)の2つを織り込む文書で衝動買いまで発展する

 ③ビジネスに直結したデザイン力の不足
 →関心を引く、好意を深める、理解を得る、購買意欲を助長させるようなデザイン

◆リピーターを生む仕掛けがない
 ・リピーターを生む仕掛け「アイコン」を作る

◆五感に訴えるアイコン
 ①視覚的アイコン
 ・ロゴ、フォント、カラーなど

 ②聴覚的アイコン
 ・CMでのインテルの「タ~ン タンタンタン」の音楽など

 ③触覚的アイコン
 ・マツダのクルマの加速感など

 ④嗅覚的アイコン
 ・スターバックスの前を通るときに感じるコーヒーの香りなど

 ⑤味覚的アイコン
 ・クリーミーなブラッグビールであるギネスなど

◆消費者の購買プロセスを理解していない
 ・AIDMA(アイマド)の法則
Attention(注意)Interest(関心)Desire(欲求)Memory(記憶)Action(行動)

 ・+Retention(再購入の意識・記憶)が加わると効果的なマーケィング

◆物語(ストーリー)がない
 ・ストーリーがないと長期的な記憶には残らない
 ・ストーリーはお客様との心の距離を短くする

◆価格勝負している
 ・経営資源の少ない中小企業が、価格勝負するのは首を絞めるのと同じ
 ・付加価値を追加してブランディングを図り、選ばれるようにする

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