株式投資の未来(ジェレミー・シーゲル 著)

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株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす

<第1部>「成長の罠」を暴く

・運用期間を長くとれば、株は債券よりもリスクが低くリターンが高いので、株をポートフォリオの中心にすべきである
・市場が理由なく下落する時は、撤退の合図ではなくインデックス投資以上のリターンを目指す絶好の機会である
・大抵の投資家は会社の成長性に目を奪われてしまい、時代の最先端をいく企業を過大評価してその度に過大な値段を支払わされる。時代の最先端を行く企業がお買い得であることはめったにない。これが「成長の落とし穴」である
・新興企業や業界のリターンはたいていの場合、数十年前に創設された老舗企業のリターンに劣る結果が出ている
・多くの投資家は成長率の高い企業ほど高リターンをもたらすと、間違った前提で投資判断を下している
・インデックス投資による市場平均を常に上回り続ける「黄金銘柄」はかなりの数で存在する
・黄金銘柄を見つける上で大切なことは、利益の伸び率ではなく「実際の伸び率と投資家の期待値の格差」である
・黄金銘柄はいずれも過小評価された銘柄なので、投資家が期待している以上に成長する銘柄を見つければよい
・投資家の期待より企業の利益が大きければ配当利回りも上がり、配当再投資により、ますます高いリターンとなる

黄金銘柄 3つの特徴
①長期的な業績の伸び率が、投資家の期待を上回る
②配当利回りが市場平均並みである
③PERが20~30倍と、市場平均をわずかに上回る程度である

・ピーターリンチの推奨する低PEGに従った場合、黄金銘柄のうち、買いを推奨できる銘柄は一つもない
・1970年代に非常に栄えたハイテク銘柄と電気通信銘柄で際立ったリターンをもたらした銘柄は一つもなかった。これは、ハイテク企業の増益率を投資家が期待しすぎるため、高い増益率も株価に織り込まれていたからである
・業界の成長が間違いないからといって、投資家が手にする利益も間違いないとは限らないのである

<第2部>過大評価される成長株

・投資家が最もひどい損失を被る局面は、バブルが膨らみ弾ける前後である
・バブルはたいてい誰も予想しなかったほど長く続くので、バブルがいつ弾けるかは誰にも予測できない
・バブルと見極めたら、それに関わる企業や業界から手を引くべきである。もし、バブルの銘柄を保有していたら、早く売って後は振り返らない。暴落するまでにまだ値上がりするだろうが、結局は上手く売り抜けたことになる
・投資家は常に客観的でなければならない。いくら見通しがバラ色に見えても、割高と判断したらすぐに売ること
・特に理由なく株価が上昇したのなら、特に理由なく下落してもおかしくないことを覚えておくべきである
・企業価値はバブルであっても、バブルでなくてもどんな時も変わらず重要である
・もし、成長株にいくらでも支払う値打ちがあると考えるなら、いずれ市場からお灸をすえられることになる

教訓1.企業価値はいつも重要である
教訓2.買った銘柄に惚れ込んではいけない
教訓3.知名度が低いのに時価総額が大きい銘柄には気を付ける
教訓4.PER100倍以上の銘柄は避ける
教訓5.バブルでの空売りは禁物

・生産性が向上すれば利益も伸びると信じている者は、経済学の古典的法則である「合成の誤謬」を忘れている。「部分的に正しいからといって、全体的にも正しいとは限らない」
・会社が生産性を向上させる戦略を取り、それが競合他社にはマネできない戦略だったなら、その会社の利益は伸びる。だが、他社もマネができれば、業界全体のコストが下がり、価格も下がって、生産性向上の恩恵は消費者が手にする

感想

本書は株式市場が暴落するたび、何度も何度も見直されてきた。そんな本である。

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