だから、あなたも負けないで!人生の壁を乗り越え夢を叶えようとする全ての人に捧ぐ物語

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だから、あなたも負けないで

 本書は夢や目標に向かって突き進む「アンストッパブルな人」が数々の困難や障害を乗り越え、夢を実現させた珠玉の物語集である。
 スティーブン・キャネルは難読症のため「頭の悪い子」というレッテルを貼られ、小学一年生で落第し、四年生で退学を言い渡された。しかしその不当な扱いにも負けず、困難を乗り越え、ハリウッドの偉大な放送作家になった人物だ。通常スティーブンのような体験をした人は、傷つき、自尊心を持てなくなってしまう人がほとんどだ。だが彼は諦めない。難読症はゆっくり読んだり、ゆっくり話せば、ほとんどのことは解決できる。理解や思考の方法が普通の人と違うだけなので、自分なりの猛勉強で克服した。スティーブンは「”頭が鈍い”という周囲の嘲笑の目がいつも気になっていたが、書いていくうちに、そんなことは全く気にならなくなり、もうそんなネガティブなことを考えるのは止めようと決めた。なぜって本当に愛し、情熱を感じる自分の才能を認識したから」と語る。
 トム・ハーケンは貧困や障害といった逆境を乗り越え、大きな社会貢献をした人に贈られる「ホレーショ・アルジャー賞」を受賞した。トムは一代でメキシコ料理のレストラン・チェーン「CASA」を築き上げたやり手の億万長者だ。だが、授賞式の際「みなさん、私は文字が読めません」と非識字者だったことを告白した。小児麻痺になって入院生活を送り、いきなり中学二年生からの授業に不安だったトム。無神経な教師がトムをからかった。黒板に書かれた「CAT」という文字も読めずトムはクラスメイト全員の前で恥をかかされ退学してしまう。「良いことを話し、一生懸命に働きなさい」との父親の教えに励まされ、営業の仕事に没頭した。一度の離婚を経て再婚した妻メルバの励ましにより、トムは「一緒に勉強するのよ」と40歳を過ぎてから読み書きの習得を懸命に勉強した。40歳を過ぎて幼稚園児や小学生と同じ国語の教科書を広げ勉強することがいかに大変か...トムは語る。「不可能なことは何もない。もしあなたが謙虚に、そして一生懸命な姿勢を見せることができるなら、必ずあなたを助けてくれる人が現れるでしょう。私にとってはそれは妻のメルバでした」アンストッパブルな人は、例外なく誰かと共に歩んでいる。
 ノリーン・エアズは「文章を書く才能がある」教師の一言から小説家を目指し、35年間ボツや不採用通知の原稿を書き続けても不屈の努力でプロ作家としてデビュー。ベストセラー作品を発表した米国の作家である。子育てしながら8年かけて大学を卒業。臨時の教員を務め秘書の仕事も経験しながらひたすら原稿を書き、短編小説がコンテストで優勝したことも。編集者から激励の手紙が届いたりもしたが、ノリーンの目標は著作を売り出す出版社からのオファーでデビューすることだった。毎日のように送られてくる不採用通知の山。夫との離婚を決断して小説を書くことを諦めないという選択をした。ノリーンの小説家になるという夢は不採用通知に屈せずさらに情熱が増していく。トム・グラゴアという自分と同じ夢を持つ男性と再婚。ノリーンは仕事以外の使える全ての時間を書くことに専念。トムはある日「仕事を辞めてフルタイムで小説を書こう。家を抵当に入れて銀行からお金を借り、資金が続く限り目指そう」100%小説に取り組んだ結果、不採用。ノリーンは「まだお金はある。犯罪捜査と法科学を学びに大学に行こうと思うの」と学習のチャンスと捉えミステリーに転向。小説家を目指す若いグループと共に学ぶうち二人は謙虚で積極的になり成功した。
人生の壁を乗り越えようとする全ての人に捧ぐ物語

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