理性も感情も

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未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA)

 ICカードを海外で販売している平凡な主人公が非現実な、現実に入り込んでしまう物語。それは間違って曲がり角を曲がってしまったり、電車を乗り間違えたような些細なことだが、その間違いを起こした時には正しい選択をとった現実には戻れない。
 シェイクスピアの戯曲であるマクベスに沿って様々な策略が進んで行く様子は、テンポが良く、先が気になりページを捲ることをやめられなくなってくる。ただのミステリー、サスペンスだけではなくその根底には深い愛があり、その結末には胸が締め付けられる。しかしそれすらも未必。
 理性も感情も全て駆り出される素晴らしい作品。

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