仮説思考する4つのポイント

4058viewsとくさんとくさん

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仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

はじめに

BCGなどのコンサルティングファームで使われる思考法、仮説思考について書かれた本。

多くのビジネスパーソンは情報は多ければ多いほど、良い意思決定、間違いのない意思決定ができると信じている。
そのためできるだけ多くの情報を集めてから物事の本質を見極め、さらにそこで明らかになった問題に答えを出すために、また必要な情報を集める、という作業を繰り返す。

プロジェクトというのは限られた時間で行われる。
現在、社会には莫大な情報量。網羅的にやろうとなると情報収集だけで終わってしまう。
必要な情報だけを集めなければならない。

実は仕事ができる人は人より答え出すのがはやい。

まだ十分な材料が集まっていない段階、分析が進んでいない段階で自分なりの答えを持つ。

仮説→まだ証明はしていないが、最も答えに近いと思われる答えと定義。

ポイント

・ポイント1 仮説思考と網羅思考

網羅思考→考えうるさまざまな局面から調査・分析を行い、その結果をベースに結論を
     組み立てる事
最初の段階でストーリーの全体像が見えない事が仮説思考との大きな違い
欠点は情報をできるだけ集め、数多くの分析を行わなくてはならないので、時間が無限にかかる事。限られた時間では非常に効率が悪く間に合わない、もしくは、全体像が見えるのが終盤のため、重点領域を深く掘り下げれなくなってしまう事がある。

仮説思考では、物事を答えから考える。全体像を描き、それに必要な情報のみを集める。情報は集める事より捨てる事の方が大事。

・ポイント2 仮説の効用→仕事が速くなる、質が上がる

あらかじめ答えを見つけてから検証→情報が集めやすい、スケジューリングしやすい
効率良く仕事をこなせ、仕事のスピードが上がる。

仮説を立て、検証し、修正するというプロセスを何度も繰り返すので、仮説の精度が上がり間違いが少なくなる、つまり意思決定の質が上がる。さらに常に限られた時間の中で答えを出す事で、情報が少ない中で答えを出す力が身につく。(将棋でいう「早見えする」)
また全体像から入るという取り組み方を続けるので、物事の全体をつかむ力が向上。

・ポイント3 仮説を使った仕事の流れ。

ストーリーの大枠を先に作る。
問題発見の仮説→問題解決の仮説
ex「現状分析をしてみると、こんな分析結果が得られるだろう。その中でも問題の真因はこれで、その結果としていくつかの打ち手が考えられる。中でも最も効果的なのはこの戦略だろう。」
ストーリを構造化して全体の大まかなシナリオをつくってから、そこに詳細な内容を加えていく。足りないピースを想像力で補う→これが仮説思考力

※空パックを使う。空パッケージの略。中身が埋まっていないスライドがたくさんあるパッケージ。

・ポイント4 仮説の構築

分析結果、インタビューからひらめきを生む。
ひらめきの生み方 1視点を変える2逆を考える3ゼロベース

良い仮説→掘り下げられていて、アクションに結び付く
<悪い仮説>
・営業マンの効率が悪い
・できない営業マンが多い
・若手営業マンが十分な教育を受けていない

<良い仮説>
・営業マンがデスクワークに忙殺されて、取引先に出向く時間がない。
・営業マン同士の情報交換が不十分で、できる営業マンのノウハウがシェアされていない。
・営業所長がプレイングマネージャーの為、自分自身の営業活動に忙しく、若手の指導や同行セールスが出来ていない。

良い仮説を作るためには、SoWhat?を繰り返す。

・ポイント5 仮説の検証
1実験2ディスカッション3分析

感想

目からうろこの内容でした。
仮説思考という考え方自体は色んな所で、出てくるので目新しいわけではないのですが、この本では、ワンテーマに絞りと深掘りされているので、明確にわかります。
今までは、網羅的思考が仮説思考に勝っていると思っていたが、毎回網羅的思考でうまく行かない理由が分かりました。
ただ、この仮説思考を実際に仕事で活かせるかというと、一朝一夕ではないでしょう。
実際やってみても、いきなり仮説が浮かぶかというとそんなわけがなく、やはり情報をある程度収集してからでないと・・・
有る程度慣れが必要なので、出来るだけ仮説思考を使う癖をつけていきたいです。

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