人間の本質とは?

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蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

疎開中、少年達が乗った飛行機が不時着する。

そこは、無人島だった。

ラーフ、ジャック、ピギーを始めとした少年と
まだ、小さな幼い少年達は救助が来るまでそこで過ごすことになった。

ラーフがリーダーとなり、あくまで人間らしさや秩序を重んじようと
いくつかのルールをつくるのだが、それをよく思っていなかったジャックがある行動に出たことで
少年達は徐々に人間性を失い、残虐性をあらわにしていく。

感想

おそらく、島での不安やストレスにさらされまともに物事を考えられる
状態ではないからだろうけど
序盤は無邪気だった少年達が狂気に飲まれ蝕まれていく様がとてもリアルで怖かった。

子供の会話や思考だけで話は進んでいくので、簡単だしすぐに読めるはずなのに
人間が本来持っている、もしくは自分もこんな状況に陥ると同じことをしてしまうかもしれないという恐怖で
途中で何度か気分が悪くなってページをめくる手が何度か止まった。

それほどまでに、圧倒的な作品だった。

我ながら物凄い本に出会ってしまったと思う。

蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

  • ウィリアム ゴールディング,William Golding

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