ロリータがなにか大体わかった

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ロリータ (新潮文庫)

現代日本で出版したら発禁になりそうな作品。

この物語の主人公はハンバート。

彼は12〜15歳の女の子を「ニンフェット」と呼び愛する、現代でいうところのロリコン。

ハンバートはある未亡人の娘ドロレス(ロー)という13才の少女に出会い一方的な想いを寄せる。
そして、ある事件が起きてハンバートはローを手に入れたかのように見えたが…。

少女の体の描写が細密すぎて、少女愛が強すぎて
ハンバートへのキモさが半端ないけど全く知らない世界を知ることができた抜群に面白い一冊。

ただし、官能かと思いきや、ロードノベルのようにもなるし
ミステリータッチにもなる…作風が変幻自在に変わるのでジャンル分けができない作品だ。

感想

序盤は少女のローが好きだと言い張り必要以上に干渉するハンバートに振り回されるローがかわいそうだったけどローも負けず劣らずの無自覚な小悪魔ぶり
自分の秘めた武器に気付いた後の傍若無人ぶりはまるで「痴人の愛」のナオミだ。
従うだけの存在だったがその魅力を開花させてからのローのハンバートへの反逆は
ハンバートがかわいそうになるほどだった。

だけれども、自分勝手なハンバートが最後にやった「ある事」はローへの真実の愛だと思う。

ハンバートの拘りや複雑な思考回路を考慮すると「ロリコン」と簡単に片付けるのは浅はかだと思わされた。
こういう、作品はほとんど読まないけど読んでよかった…と思う。







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