「だから僕を愛してください」宮沢賢治の恋愛小説-シグナルとシグナレス-

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新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

あらすじ

舞台はもちろん岩手県。
シグナルとシグナレスは現在の東北本線とJR釜石線の遮断器。
作中では東北本線が「本線」、JR釜石線は「軽便鉄道」と呼ばれており、
本線の遮断器が『シグナル』、軽便鉄道の遮断器が『シグナレス』です。

そんな遮断器同士の恋のお話。

感想

遮断器の恋という設定に驚きつつ、宮沢賢治の恋愛小説は読んだことがなかったので新鮮な気持ちで読みました。
最初はシグナルの言い草や性格においおいと思いますが、シグナレスと会話を重ねていくことで、単に不器用でまっすぐでせっかちすぎるだけなんだなと。
シグナレスが抱える不安と、不安を包み込むシグナルの会話は宮沢賢治の色で恋愛が書かれており、その良い違和感に、にやけるような、むず痒いような、小恥ずかしいような…
そこからは宮沢賢治のロマンチストな部分が全開で、銀河鉄道の夜やよだかの星、双子の星に通じる、無限に広がる宇宙や銀河の描写で描かれるラストに私もほっと小さな息をしました。
おすすめです^^

短編で青空文庫でも読めますので、興味持っていただけた方はぜひに*
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/2655_30646.html

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