田辺青蛙さんの独特な世界観を感じられる1冊。不気味さの中にファンタジーを感じるホラーです。

6712viewsあいあい

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人魚の石 (文芸書)

人魚の男と私。
おんぼろ寺での奇妙な共同生活は、私を壊す…。
ある日私は誰もいないおんぼろ寺に帰ってきた。
掃除に取り掛かった私が行けで見つけたのは、真っ白な自称人魚の男『うお太郎』。
人魚にも見えないが、人間とも思えない不思議な生き物だった。
うお太郎は、「この寺の周辺には奇妙な石が埋まっており、それを私には見つける力がある」と言うが…。

目次

  • 幽霊の石

  • 記憶の石

  • 生魚の石

  • 天狗の石

  • 目玉の石

  • 祖母の石

  • 未来の石

  • 夢の終わり

  • 人魚の石
  • 感想

    1つのお話が目次にある石の力に関することでした。その石のお話と共に物語自体も進んでいくのですが、1つ1つが短編小説のように読むことが出来るので楽しく読めました。そして、うお太郎のキャラクターが良いですね!不気味なんですが、うお太郎の存在もあってファンタジー要素も感じられるホラーでした。お話のテンポが良く最後の最後まで先が読めない展開で、読み続けていくと実世界ではなく、この本の独特の世界に入り込んでいきます。暑い季節にピッタリな1冊です。所々、不気味な記述で鳥肌が止まりませんでした…。

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