英語で書かれた科学雑誌を読むことで、科学英語を勉強してやろう

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「ネイチャー」を英語で読みこなす(ブルーバックス)

この本で一番大事なこと

新聞をにぎわす科学ニュースの多くが『ネイチャー』に発表される。
『ネイチャー』は明治維新と同じころにイギリスで創刊された古い雑誌だが、現在でも科学の最先端の研究が発表されており、世界に数ある科学雑誌のかなでも最も権威があるとされている。

一言でいえば『ネイチャー』は科学の「お手本」なのだ。
ただ、残念ながら『ネイチャー』は英語で書かれている。日本語を母国語とするわれわれが自由自在に読みこなすわけにはいかない。

うーむ、せっかくだが、あきらめるよりほかないか?
いやいや、そんなことはありません。英語のことわざにも、

The game isn't over till it's over.

というではありませんか(何事も終わるまでは終わりではない=決してあきらめるな)。
英語で書いてあるから読めない、とあきらめるのもひとつの方法である。だが、発想を転換して、「英語で書かれた科学雑誌を読むことで、科学英語を勉強してやろう」と考えることも可能だ。情況に流されるのではなく、逆手にとるのである。

というわけで、この本は科学英語の副読本なのだが、単なる副読本にはあらず。

***

この本は、

英科学誌『ネイチャー』を読みながら本場の科学英語を学ぶ

というコンセプトで書かれているのです。

・そもそも科学英語ってなんだろう?
科学英語とは「科学の現場でつかわれている英語」のことだと思う。
たとえば、アメリカの大学の科学系学部の授業に出席してみれば、教壇の上で先生がしゃべっている英語は、まぎれもない科学英語だろう。あるいは、日本の厚木あたりにある企業の研究所で、イギリスから来ている研究者が日本人の同僚と英語でディスカッションをする。それだって立派な科学英語にちがいない。

そういった「現場」でつかわれている科学英語には独特の語彙や言い回しがある。
そして、そういった語彙や言い回しがまとまった形で載っているのが、科学雑誌なのであり、その中でも『ネイチャー』ほど目的にかなうものはないはずだ。

この本は、高校程度の英語力をもつ読者を対象に、『ネイチャー』から厳選した例文を読むことによって、本場の科学英語に触れてもらうのが目的だ。
トピックスは、できるだけ広い範囲から、できるだけ面白いものをピックアップしたつもりだ。だから英語の勉強ではなく、科学のトピックスだけを愉しんでもらうことも可能だと思う。

それでは、いざ、『ネイチャー』の科学英語の世界へ!

内容

解説編 『ネイチャー』を解体する

  • 『ネイチャー』って?
  • 科学雑誌『ネイチャー』の読み方〈正攻法〉
  • 科学雑誌『ネイチャー』の読み方〈裏技編〉
  • 『ネイチャー』の広がり

実践編『ネイチャー』を読む!

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