幸せを追い求めると不幸せに近づく? 認知心理学から見る「適切な」頑張り方

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シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術 (新潮文庫)

心の傷を癒す、ストレスを緩和する

思い出したくないことを忘れる、心の傷を癒す、緊張する現場を乗り切る

原因となる出来事を
×考えないようにする より、
○考え続ける 方がいい。また、そしてことの詳細を日記に書いたり、人に話したりして言葉にするとなおよい

悲劇のヒロイン(ヒーロー)になりきった方が心の傷は早く癒える
苦しみから逃げず、身をゆだねることで、かえって心の回復が早まる
触れる話題や音楽も、徹底的に暗いものにする
明るい音楽や遊び、気分転換は逆効果

日常のストレスを抑える

また日常的に多くのコミュニティに属し、それぞれのコミュニティで役割をそれぞれの役割を担っているとストレスを低く抑えられる

自分を知る

自己欺瞞的な自分を知る

人間の脳には無意識に自分を肯定しようとする働きがあり、自分に都合の悪い情報は聞こえないふりをすることが多い。意図的に、耳障りな情報も得るようにする

人を見る目を養う

人が相手を評価するのは、相手を思い出した時。
複数の人間で相手を無理やり思い出すと他者の意見など、錯誤情報が混ざる
人の評価は自分一人で行う。他者を混ぜない

自分の気持ちがわからない

人は自分の感情をすぐに言語化すると、言語に引きずられ、深層にある感情が見えなくなり、自分の気持ちを見失う。不安定な状況を恐れない

人は集団になると無意識に手抜きをする

会議は個々の役割(進行役など)を決め、その場の話し合いで決めるのではなく、意見を持ち寄って行う

人の力を引き出す

人を上手く使うには「アメとムチ」より「アメと”ムシ”」が効果的

相手が期待に添わなくても怒らない(ムチを与えない)、何も言わない(ムシする)。成果を出した時は盛大にほめる(アメを与える)が、5回に1回程度はアメをなしにする(褒めない)と相手はより頑張る

相手と自分の座る位置により、相手に与える自分の印象が変わることを知る

人は自分の真正面に座った人とは敵対し、横に座った人とは同調する

憧れを親しみに変化させると長く人気者になれる

人は他者に対し、近づきたい(憧れ)か、近寄りたくない(不快、恐怖)かの二つの感情しか抱かない。そして、熱狂的な憧れは半年ほどで消える

人の興味を引く

上手に褒める

人は自分の気付いていない長所を褒められると嬉しくなる

自己効力感を刺激する

人は自分のことは自分で決めたいという思い(自己効力感)を持っている
禁じられると禁じられたことがやりたくなる(不倫など)
ハードルがある(期間限定など)と価値があると錯誤してしまう

「非常識」の効率的な使い方

人は一貫性のないものに、興味を覚える
日常(常識)の中に3割程度「非常識」が混じると強く興味をひかれる

人は自分の行動を肯定したがる

貢いだら貢いだだけ好きになる。また、よく合う人に好意を持ちやすい

感想

すでにご存じの方も多いと思いますが、対人面の心理学の本です。心理学の本は好きなのですが、日常的に「悪用」している方も多い(無意識の方や仕事で身についてしまっている方もいらっしゃるのでしょうが)印象です。
知っていれば防御できることもありますので、多くの方に一読いただきたい一冊です。

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