伝説の女性リーダーが語る「理想の組織」

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あなたらしく導きなさい 愛されるリーダーの生き方、愉しみ方

リーダーになるということは、何も完璧な人間を目指すことではないのだと、非常に勇気付けられる本。
重要な部分のみ抜粋・要約する。

◼️組織を変革するポイント(P145)

・メンバーやスタッフの声を聞く。頭の中で考えた仮定ではなく、実際のニーズに焦点を合わせる。
・調査する。その分野の権威に協力をあおぐ。人々が求めているものは、10年前と同じとは限らない。
・下準備をするーー新しい取り組みは実際の環境で試す。
・アイデアやプログラムの開発、試験、検討にはすべての人を巻き込む。
・後ろから押すのではなく、正面から引っ張る。
・意見の違いを尊重する。ただし、必要性が明らかな場合は前に進む。
・そりを出発させるタイミングを見極める。全員が乗るまで待っていては時宜を逸する。

◼️同心円状の組織構造ーサーキュラー・マネジメント

筆者はガールスカウトの組織改革にあたり、階層型とかトップダウンと呼ばれる構造を廃し、円形の柔軟なマネジメント構造を築いた。リーダーはトップにいるのではなく、メンバーの中心にいる。これがサーキュラーマネジメントである。
プログラム(具体的な実施計画や内容)を開発する時は、その過程に多くの関係者を巻きこむ。巻きこめば巻きこむほど、プログラムが受け入れられ、成功する可能性も高まる。

ノー・サプライズの掟・・・ゼロから話し合うこと!

メンバーを巻き込むことも、関与させることも、巻きこむこともなく、いきなり「びっくりする知らせがあるぞ!」と言って」完成品を押しつけるのは古いリーダーのやり方だ。ドラッカーは「過去のリーダーは告げ、未来のリーダーはたずねる。告げるのではなく、たずねよ」と言って私たちを戒めた。(P182)

◼️傾聴の重要性

「聞くこと」は一つの技術である。話をする人は、自分に集中してほしいと思っている。だから、それに耳を傾ける際には、相手を真っ直ぐに見、時計の存在を忘れ、相手に意識を集中する。それが敬意や、理解と呼ばれるものである。

聞くことのできない者は、決して有能なリーダーになれない。(P245)

根気よく聞くことのできないリーダー、一方的に告げるだけのリーダーに、情熱的で献身的なチームはつくれない。(P244)

◼️平素から備えよ

危機管理とは、危機が起きてから現場で学ぶものではない。危機に的確に対処できる組織は、平時から準備を整えている。そのような組織の価値観は、たいてい明確で、ミッションは明文化され、それを全員が共有している。そのような組織は、危機によってさらに強くなることさえある。しかし、自分たちが何を支持しているのかを理解していない組織は、危機が起きると弱体化し、ときには崩壊する。(P153)

感想

本書の何箇所かで「奉仕することは生きることである」という筆者の信条が語られる。また、全ての人に敬意が払われるべきだという信念もお持ちだそうで、それを身をもって実践していく姿は、本当に素晴らしいと思う。
このまとめでは割愛したが、筆者の生い立ちや、家族のことなどにも触れられていて、それもまた感動的な物語だった。誇りに思える家族を持つことこそ、最大の財産なのではないかと思わせられた。
(2018年6月17日読了)

あなたらしく導きなさい 愛されるリーダーの生き方、愉しみ方

あなたらしく導きなさい 愛されるリーダーの生き方、愉しみ方

  • フランシス・ヘッセルバイン,Frances Hesselbein,ジム・コリンズ(序文),Jim Collins

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