恋愛ゲームによってビジネスをし、成長させるもの

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「胸キュン」で100億円

スマートフォンなどを利用した、いわゆる「ソーシャルゲーム」が隆盛を極めているが、そのなかで異彩を放つのが「恋愛ゲーム」でもって、累計2600万人のユーザーを持ち、年商100億円に至るまで成長を遂げた企業が存在する。その異彩を放つための仕組みとはいったいどのようなものか、それについて本書にて取り上げている。

第一章「累計2600万人。女性が夢中になる「恋愛ゲーム」とは」

本書で取り上げる会社は「ボルテージ」という会社であり、女性向けの「恋愛ゲーム」を開発している会社である。「恋愛ゲーム」の市場を開拓し、現在では業界トップはもちろんの事、最初にも書いたように年商100億、さらには東証一部上場を遂げた。創業したのは1999年、当時は携帯電話ユーザーが伸び出した時代であり、ドコモのiモードが出始めた頃である。
その頃から「ケータイ恋愛ゲーム」を開発し始めた。それをずっと続け、今となっては、恋愛ゲームの業界、ひいてはアプリ開発の業界でも上位に位置づけられている。
本章ではその理由として「恋愛ゲーム」ならではの魅力について取り上げている。

第二章「「ゲーム」ではない。「映画」がヒットの秘密」

「恋愛ゲーム」は所詮ゲームと考える方がいるのだが、実際に利用しているユーザーは「ゲーム」ではなく、「映画」という感覚を持っているからにある。その理由としてハリウッドとコミケ文化の融合にあり、なおかつほかのゲームに裾野を広げることなく、「恋愛ゲーム」だけに集中したことにある。ほかにも女性社員を活かすこと、さらには誰でも作れる仕組みなども躍進の要因としてある。

第三章「「働く女性に癒しの場を」女性目線からヒットが生まれた」

女性向けの恋愛ゲームをつくるための大きな要素として女性社員を活用し、「女性目線」でもって職場環境を築くことにあるのだが、それに気づき、仕組みとして組み込むことができるまでには数多くの苦労があった。起業してからは社員の退職やネットバッシングがあり、それをいかにして乗り越えるために東奔西走を繰り返した。

第四章「新卒でもヒットを生み出せる数々の「仕組み」」

年商100億を達成した仕組みの一つとして「マニュアル」が存在する。そのマニュアルをいかにして築くことができたのか、本章ではそのことについて取り上げている。

第五章「31歳で執行役員へ。若手女性の活躍。」

もう一つの仕組みとして若手社員を執行役員に登用することにある。本章では若干31歳・32歳で執行役員を登用した方のエピソードはもちろんの事、なぜ執行役員にしたのかについて取り上げている。

第六章「給料より大事な、社員を育てる「環境」づくり」

ヒットする恋愛ゲームを次々と開発できた背景として社員満足度が挙げられる。満足度とすると、給料を見てしまいがちであるのだが、それ以前に本章のタイトルにあるように「環境作り」を重点に置いている。それも環境は「風通しの良い」というわけではなく、「成長できる」「育てる」ことにフォーカスを置いている。

第七章「日本のコンテンツで世界一に。海外展開への挑戦」

「ボルテージ」では日本のみならず、アメリカ・シンガポールなど世界に向けて「恋愛ゲーム」を展開している。もちろん世界的にも人気を呼び、「クール・ジャパン」の一端を担っている存在になった。そして「ボルテージ」は2013年に社長交代をすると言う大胆な改革を図り、社内の若返りを行った。そして現在では国内の恋愛ゲームを席巻しながらも、目を海外に向けて事業展開をしている。

感想

「恋愛ゲーム」の市場についてあまりよく知らなかったのだが、その業界を接見している事例は、他の企業とは全く異なり、良い意味で「若い」と言えるようなものだった。そして何よりも「変化」を全くおそれず、なおかつ積極的に「成長」「改革」をしていく姿がそこにあったと言っても過言ではない。

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