「ソファーの隙間が気持ちいい」のと「可愛い女の子になる方法」の理屈は同じ

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人は見た目が9割 (新潮新書)

この本で一番大事なこと

交渉ごとなどで、初対面の相手であっても、見た瞬間に「この案件は上手くいくな」「これは駄目かも」など直観的に分かることが多い。挨拶をして名刺交換をしたころには結果が見えている、ということも珍しくない。
心理学では、実は人間が伝達する情報の中で話す言葉の内容そのものが占める比率は七%に過ぎない、という研究結果が出ている。
我々は七%の情報しか受け取ってないのである。

男が美人に、女が二枚目の男に一目ぼれをする。相手の性格やその他の要素は一切関係ない恋は存在する。恋のただ中にいる人間にとっては、白も黒になるのである。正邪の判断が狂うことも珍しくはない。
端的にいって「外見の威力」はそれほどまでに強力なのである。
日常生活えいえば、しゃべる内容以前に、声やテンポなど「話のフィーリング」ともいうべき部分が、合っているかどうかも大きい。

同じ指示でも、Aさんが言えば従うが、Bさんが言っても従いたくない、ということは多い。内容より「誰が言ったか」の方が重要なのである。「伝達力」には能力や人格が問われるのである。ところが、その能力や人格は困ったことに「見た目」にも合わられるものなのだ。
本書では、こうした「言葉以外の情報」すべてをひっくるめて、「見た目」と捉えている。

このように社会を強く支配し続けているのは「ノンバーバル・コミュニケーション」である。
日本では「コミュニケーション教育」は基本的に、国語という教科が負う部分が大きい。言語は伝達の手段だから、「言語教育」が「コミュニケーション教育」を担うのはむしろ自然である。
しかし、「言語以外の伝達」にももっと目を向けるべくである。なぜなら、七%より九三%の方が大きいからである。

最近は、話し方についての入門書やカルチャー・スクールのお陰で、そつなく知的に話す人が増えてきた。ところが、顔や風体などの見栄えと、その人の口から出てくる言葉が合っていないから、かえって奇妙な感じなのである。
見栄えと言葉、我々はどちらを信じればよいのかーー。マルチ商法や新興宗教などでボロ儲けした人が逮捕されて、マスコミに顔が出てくる。その人のインチキ臭さは顔や風体に表れている。ただ、どの事件の場合でも、弁舌がたくみだったからつい信じてしまった、と被害者はいうのである。言葉より見栄えの方が、よりその人の本質を表していると考えている。

内容

  • 人は見た目で判断する
  • 仕草の法則
  • 女の嘘が見破れない理由
  • マンガの伝達力
  • 日本人は無口なおしゃべり
  • 色と匂いに出てにけり
  • 良い間、悪い間、抜けてる間
  • トイレの距離、恋愛の距離
  • 舞台は人生だ
  • 行儀作法もメッセージ
  • 顔色をうかがおう
  • 感想

    結構昔の本をひっぱりだして再読。未成年を補導する話の判断材料は面白かった。

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