現日本に蔓延する「ありがとう病」は心を歪ませる。自己洗脳の状態にはまれば、不気味な印象を与えるだけ。

1394viewshisap0hisap0

このエントリーをはてなブックマークに追加
考えない練習 (小学館文庫)

この本で一番大事なこと

私たちが失敗する原因はすべて、余計な考えごと、とりわけネガティブな考え事です。

考えに邪魔されて、思い通りに生きられなくなのです。裏を返すと、心の内で勝手にピコピコ動き続けて私たちを支配する「思考」さえストップできるようになると、自らの心を思った通りに操縦しやすくなります。

問題は、心はひたすら「より強い刺激を求めて暴走する」というと特徴を持っているということです。淡くて穏やかな幸福感よりもネガティブな考え事のほうがはるかに強い刺激の電気ショックを脳に与えてくれますから、なかなかストップすることができません。

近年はむやみに「脳」というものを祭り上げてありがたがる風潮があります。けれども、脳という情報処理装置は、自分の大好きな刺激を得るためなら私たちが苦しんでいてもお構いなく考え続ける、ヤクザな物体なのです。

本書で提案するその調教法とは、五感を研ぎ澄ませて実感を強めることにより、思考というヴァーチャルなものを乗り越える手立てです。目・耳・鼻・舌・身の五感に集中しながら暮らす練習を経て、さらには思考を自由に操る練習を始めてまいりましょう。
ふだんは、思考を操れずに多くのことを「考えすぎる」せいで、思考そのものが混乱して、鈍ったものになってしまいがいなのです。考えすぎで思考を錆びつかせるのはやめて、「考えない練習」の時間という充電をすること。
その充電を終えた後に行われる「思考」はどこまでもクリアに冴えわたった、ひらめきに満ちたものになるでしょう。

内容

  • 思考という病 考えることで、人は「無知」になる
  • 身体と心の操り方 イライラや不安をなくす練習
  • 対談 池谷裕二×小池龍之介 僧侶が脳研究者に聞いた「脳と心の不思議な関係」
  • 感想

    どんなことがあっても、「ありがとう」と感謝しないといけない、感謝すれば自分にもいいことがかえってくる。嫌なことされても、「わざわざ嫌なこと言ってくれてありがとう」。
    そんな本が世には多く、実際やってみても「ありがとうって思うけど、本当は受け入れられない…」って人もいるでしょう。
    もし、家族や恋人、大事な人が殺されたり、ひどい目にあわされても、同じことが言える?
    私のそんな疑問に答えてくれる本でした。「ありがとう 」と思ってもないのに、「ありがとう」と思うのは嘘をついているから、心が歪むだけ。私と同じように思う人は、しっくりくると思うので、読んでみて!

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く