3.11から学ぶ企業防災とは?

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新時代の企業防災―3.11の教訓に学ぶ地震対策 (中災防新書)

2011年の震災から7年を迎えた。もっと遡ると、阪神・淡路大震災から23年を迎えた。その時に企業における「防災」は2つの震災を教訓にして企業は地震をはじめとした災害にどう向き合えば良いのか、永遠の課題ではあるものの、緊急度は日に日に増していると言える。そのような状況の中で企業における防災はどうすべきか、本書は東日本大震災を教訓に提示している。

第1章「そのとき企業に何が起こったのか」

「そのとき」は言うまでも無く「東日本大震災」の事を指している。2011年3月11日14時46分、三陸沖を震源にM9.0の巨大地震が日本を襲った。最大震度は宮城県栗原市で7を記録した。東京都心でも最大で震度5強に見舞われ、緊急避難をする所もあった。
東北の企業では機能停止した所も多く、地震・津波による甚大な被害を被った所も多くあった。

第2章「これまでの企業防災」

震災以前の企業における防災意識はあったものの、重大な関心事とは言い難かった。もちろん災害のための防災用具の確保は行われたり、安否確認や情報収集体制の確立をしたりする事はあったものの、マニュアル配布や定期的な見直し、避難訓練といった事を行った企業は行っている所と行っていないところがあったという。また企業の災害における「BCP(事業継続計画)」についても構築されてはいたものの、落とし穴があったこともまた、企業防災の脆弱さを気づかされるきっかけとなった。

第3章「切迫する巨大災害と困難」

「天災は忘れた頃にやって来る」という諺がある。もちろん現在想定されている首都直下地震、東南海地震や南海トラフ地震などが挙げられているが、想定できていないと所で災害が起こる事さえある。そう考えるとあらゆる災害に対応することが大切であるが、本章では想定されている地震に対して国・企業単位でどのような対策を行っているのかについて取り上げられている。

第4章「これからの企業防災」

第3章までの事を踏まえてこれからの企業防災はどうあるべきか、企業の立地はもちろんのこと、応急対策、情報収集、意思決定、減災などの観点からどうすべきかを提言している。

第5章「レジリエント経営」

「レジリエント(レジリエンス)」とは、

「「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される心理学用語」(Wikipediaより)]

とある。企業において、いかにして災害に耐えるか、もし災害が起こっても、早く回復して、通常業務に戻せるのか、と言うことを表している。そのためには減災、復旧手段などの準備を進める必要がある。

感想

東日本大震災を教訓に防災対策を見直し、講じている企業は数多い。そのことがきっかけで行う事も必要であるのだが、災害は避けて通れないものであり、その災害に対して企業はどのようにして向き合うか、これは「緊急ではないが、非常に重要な事」であることは間違いない。

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