クラシック通はどこまで「変」なのか?

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かなり変だぞ「クラシック通」 (幻冬舎ルネッサンス新書)

私自身クラシックを聴くことが多いのだが、本や雑誌を読んだり、実際に演奏会に行ったりしてみると、「クラシック通」なるものがいる。本書はクラシック界に蔓延る人々の存在について糾弾している。

第一章「そもそも……」

「クラシック通」に最も多いのが、「クラシックこそ世界最高の芸術だな」と言うことを話す人がちらほらいる。自分自身は単純に「クラシック好き」というだけで、他のジャンルの曲もよく聞くし、好きなものもあれば、二度と聞きたくないような嫌いなものもある。
とはいえ、八方美人でも、排他的なオタクでもそういう人はあまり感心せず、他にも楽譜の読める・読めないことを話す人も著者は糾弾している。

第二章「ホール・劇場にて……」

これはホールや劇場に行く人にしか分からないのだが、演奏会は大概平日であれば夜、休日であれば昼、または夜に行われることもある。そこに行くとプログラムが配られたり、場合によっては販売されたりする事があるのだが、音楽とは関係無い広告もある。他にも観客もそれぞれなのだが、著者はそれらに関して糾弾している。

第三章「聴衆のみなさん……」

聴衆の中にも著者の癇にさわるような人がいるという。うんちくをひけらかすような人もいれば、値踏みをするような人、さらには拍手や聴き方などについても批判している。
拍手で一つ印象に残ったものがある。

第四章「チケットについて……」

チケットは演奏する楽団によるが、アマチュアの管弦楽団だと楽器店などで販売すると言ったことをやる。もしくは団員やエキストラが手売りで販売するということをやったこともある。
ただ、プロやセミプロの場合はチケットサイトで販売するといった事があるのだが、前売りやネット・電話予約におけることについての批判を行っている。

第五章「演奏家のみなさん……」

本章ではプロ演奏家・指揮者、さらにはその卵と言える音大生についてくさしている。どのようなことをくさしているのかというと、ニュース番組でコメントをする、他人の演奏会には行かない、経歴に下駄を履かせると言ったことである。

第六章「CD・DVDに関して……」

私は最近あまり買わないのだが、大学生の頃は頻繁にクラシックのCDやDVDを買うことが多かった。好きな演奏家というよりも曲を聴きたいと言うのもあるのだが、CDケースやDVDのケースについて、さらにはダウンロードサービスもあるのだが、そこについても苦言を呈している。

第七章「中にはこんなアホも……」

本章でいう「アホ」は「アンチ●●」や「●●オタク」など特定の指揮者や演奏家、さらには楽壇に対するこだわりを見せる方々の事を表している。そのことで他の演奏家・指揮者・楽壇を排除するような言動をするのだが、それについても著者は指摘している。

第八章「まだまだこんなアホも……」

最近ではクラシックにまつわる入門書はもちろんのこと、入門に当たるような番組などもある。元々テレビを見ないのであまり分からないのだが、クラシックの敷居を低くしながら、クラシックの楽しさを見いだしている。本章では他にも新聞・週刊誌批評も含めて批判を行っている。

第九章「ウィーン・フィルのドアホ」

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(以下:ウィーン・フィル)は世界的に最も有名な管弦楽団の一つでかつてはカール・ベームやヘルベルト・フォン・カラヤンもタクトを振った楽団である。日本にも毎年ほどではないのだが、不定期で来日し演奏会を行っている。

感想

正直言って本書は著者の自己満足に浸っているようにしか思えない。最も私自身もクラシックを聴いたり、かつては演奏したりしていた事から、クラシックに対する興味は人一倍ある。そのため興味があり、手に取ったのだが、クラシックを趣味にしたり、演奏したり、凝っている方々の中にも人それぞれなのだから、それに対して苦言を呈することはいかがなものかと思う。もっと言うと著者自身がクラシックに対して排他的に見ている様に思えてならない。

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