職業としての政治 マックスウェーバー

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職業としての政治 (岩波文庫)

職業としての学問は読んだので次は政治の方を読んだ。政治とは何なのか、どのような人物がやるべきなのかを100ページで書いている。しかし、短いにも関わらず内容はとても深化されている。ヴェーバーは、レーニン等の革命家を否定的にみている。当時、ドイツでも敗戦によるショッキングな事が社会に対して蔓延していた為に新しい国家秩序を求めようと学生等が革命的な政治運動を行なっていた。革命家とは、大抵権力を握った後には、腐敗し己の権力の為に躍起し革命当初に掲げていた志や目標を忘れてしまう。ロシア革命もフランス革命もそうであった。しかし、ジョージワシントンのような成功例もあるが。政治とは、常に権力を必要とする為に腐敗しやすい。高い志を持って政治家を目指し、政治家になった後にその当初を忘れ、政治で生きていくような事になる。政治は悪魔との契約であり、暴力、例えば軍などを最低悪として必要とするものだ。真の政治家とは、判断力、責任感、情熱、高い知性を持っている者であり、そのような人物は古今東西を探しても殆どいない。例を挙げるのなら大久保利通、李光耀、朴正煕などではないだろうか。この本は政治の教科書である。マキャヴェリの君主論と同様に政治家になる者、それ以外でも必読である。

職業としての政治 (岩波文庫)

職業としての政治 (岩波文庫)

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