帝国主義 レーニン氏の不朽の名作

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帝国主義―資本主義の最高の段階としての (岩波文庫 白 134-1)

この帝国主義というレーニン氏の不朽の名作は、マルクスの資本論を熟読し、精密に詳細に理解したレーニン氏が天才的とも言えるほど見事に継承し、執筆した書物だ。この時代の背景では、産業革命の後に資本主義が、一部のブルジョワジーにより独占化、つまりカルテルなどを組織して産業資本の寡占化により、プロレタリアなど大半の人類が搾取されているという。しかも、武力による侵略、戦争などとも親密に関連しているという。そこで、マルクスレーニン主義による革命によりブルジョワジーを打倒し、プロレタリア中心の国家を目指すことが最終目的であった。しかし、レーニンの後継者のスターリンにより第一次五カ年計画により工業化し超大国になるも大飢饉により大量の人々が犠牲となった。それだけではない。大粛清を行い、政敵、一般民衆など歴史上未曾有の恐怖政治が行われた。国家自体が監獄となってしまった。結局1991年にソ連は崩壊し共産主義という壮大な実験は失敗した。他国でも例えば中国では毛沢東により大躍進政策、文化大革命により約一億もの人民が餓死などで死亡した。後の鄧小平により解放路線により中国も資本主義を導入した。失敗した思想を今の時代読むことは意味がないという人もいるだろうが、それはナンセンスである。現代では、グローバル主導のもと新自由主義により貧富の差、教育格差などの社会問題がアメリカ中心に広がっている。Facebook、Googleなど国家と同等な力を持つ企業も出現している。Facebook、Apple、Googleなどはある意味帝国主義なのかもしれない。今の時代でも通用、共感を得る部分は少なくないように思えた。

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