人は誰しもモテたがる、そこには「理由」がある。

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モテたい理由 (講談社現代新書)

人それぞれなのだが、「モテたい」感情は存在する。「モテたくない」とか「すでにモテている」という状態であれば、そういう感情は起こらないのだが、実際に「モテたい」という願望を持つ男女は少なくなく、それでいながら「モテ」に関する本は書店でもよく売れる。「モテ」というと男性のことについてとらえがちであるのだが、女性も「モテたい」理由が存在する。本書はその「理由」について取り上げている。

第1章「女の目から見た世界」

男性の視点から女性が見る「理想の男性像」はどう思えるのだろうか。実際に経済観念は強くなっているように見えるのだが、それが独り歩きする、あるいは自分自身の理想像と合わせて高まっているように思えてならない。一方で女性の視点から見ると、男の価値は下落しており、マルチタスクでどのような欲しいものがたくさん出てくる。

第2章「獰猛な恋愛資本主義」

「草食系男子」という言葉の対をなして「肉食系女子」という言葉もある。本章のタイトルはそのことについて取り上げているようなイメージを持ってしまうのだが、実際にどのように「獰猛」なのかというと、「オタク」のように男性を思慮深く、それでいて本章のタイトルにある通り「獰猛」に求めることから名づけられているのかもしれない。

第3章「蔓延するライフスタイル語り」

「ライフスタイル」というのは直訳したら「生活様式」だが、本章を見るに「生き方」であったり、「生活習慣」であったり語っているように思える。

第4章「女子が生きるファンタジー」

女性のメリットは「変化に強い」のだという。これには言いようであるが「流行に弱い」とも受け取れる。女性は流行に移ろいやすいのだが、それだけ熱しやすく冷めやすさもあれば、生き方の変化を求めることに対応できる。

第5章「ライフスタイルの先祖たち」

女性としての「キャラ」を持つためにはある種の「憧れ」であったり「目標」であったりを持つ必要がある。そのライフスタイルの目標と言える人・対象がどのように変わってきたのだろうか、本章では「先祖」と捉えて取り上げている。

第6章「男たちの受難」

2006年~2007年に一世を風靡した男性たちの事を取り上げながら、男性の受難について取り上げている。実際に女性優位に立っている著者であるため、あまりピンとこない。

第7章「女という水物相場」

女性にはどのような相場があるのか。本章ではホストやホステスというようないわゆる「水商売」と呼ばれる様な所の相場であるという。ではなぜ本章のタイトルがこう名づけられているのか、そのヒントには女性そのものの人生と「お金」の二つがあるのだという。

感想

女性にとって必要なもの、達成感を持つようなもの、理想、考え方というのが全部ではないものの見えてきた気がする。しかし女性と言っても人それぞれであり、主義・主張・考え方には個人差があるので本書でもって女性の総論というのはいささか乱暴と言える。しかし女性が今、どのようにして動いているのか、その一部分を見ることができるだけでも本書は価値がある。

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