アニメの「聖地巡礼」があるからでこそ…

484viewskuramaekuramae

このエントリーをはてなブックマークに追加
アニメ・マンガで地域振興

「聖地巡礼」というと、宗教における「メッカ」と呼ばれるところに訪れるというものが本来の意味であるが、最近ではアニメ・マンガ・ドラマ・映画の舞台となったところを見てみることを表している。

第1章「アニメ関連のまちおこしの現状」

本書ではアニメ作品の中でも地域振興として有名なものとしては「らき☆すた」や「ゲゲゲの鬼太郎」の舞台が有名である。

第2章「21世紀の観光コンテンツを考える~観光をめぐる新たな潮流」

インターネットが生まれ、隆盛してからと言うもの「情報社会」と言われている。メディアで取り上げてきたものが、観光スポットになったり、最初にも書いた番組や映画の舞台になったりして、観光事業を促進するという動きも出てきている。

第3章「観光まちづくりとしてのアニメツーリズム~その考え方と戦略」

しかし、やみくもに取り入れても、戦略がないと、まちおこしをする人にとっても、聖地巡礼を行う人も、そしてその作品の作者にとっても利益にならない。

第4章「ファンの動向をつかむ~関係性構築の第一歩はファンの動向把握から」

本章ではマーケティングの世界で言うところの「リサーチ」を行っている。簡単に言えば、アニメやマンガのファンがどの年代であるのかをリサーチする。

第5章「ファンと良好な関係を築く~ファンの心理を知る」

マンガやアニメの愛好者が好きで舞台を旅し、訪れる。その方々も貴重な「観光客」であるとともに、新しい旅行スタイルを築くことができる貴重な存在である。

第6章「制作者との連携~制作者とのコンタクト、共同作業の開始」

アニメ・マンガ作品における「まちおこし」はファンと自治体だけでは不可能である。というのは作者の無許可で行ってしまうと、場合によっては抗議を起こされることもあれば、最悪訴訟にまで至ることもある。

第7章「地域・組織内の調整~「民」の力を大きく活かそう」

アニメ・マンガ作品における「まちおこし」は地域・ファン・制作者の三位一体で進めていく必要があるのだが、「地域」「制作者」の中で調整をはかっていく必要があり、さらに「地域」・「制作者」間での調整も必要になってくる。

第8章「グッズ制作・イベント企画~グッズは「よりしろ」、イベントは「まつり」」

そういった「まちおこし」はファンにとっては「まつり」として取り上げることがある。企画をする方も、新しいことをやりたい、盛り上げたいという「ノリ」があれば、ファンにとっても、キャラクターに触れたい、アニメ・マンガ作品の舞台でイベントがあるという「ノリ」が「まつり」という形にして盛り上がる。

第9章「改めてコンテンツツーリズム、アニメツーリズムとは」

ここでちょっと原点回帰をする必要がある。特に「感情的繋がり」というのが最も重要であり、その作品が「好き」というものが「感情」になり、それが人間同士の繋がりに発展することができる要因になる。

第10章「「コンテンツのファン」から「地域のファン」にする方法」

とはいえ、アニメやマンガのファンであることからその舞台に言ったとしても、リピーターとして地域のファンにすることも必要である。そこに発展するプロセスについてを本章では取り上げている。

第11章「著作権との付き合い方」

最後は「アニメ」や「マンガ」からまちおこしをするための最もネックになるのが「著作権」である。あくまで「アニメツーリズム」は「制作者」と「地域住民」の「コンテンツの共有」でもって成り立つ。

感想

私はいろいろなアニメ・マンガを見るのだが、実在する舞台を元にした作品も数多くある。これからもそのことがどんどん増えていくことだろう。その上で、実際に作品からまちおこしを行い成功をしている事例は本書の中でもふんだんに盛り込まれている。新たにまちおこしを行いたい方にとってはどのようなことをしたらいいのか、という指針を示す一冊と言える。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く