当たり前のことが愛おしくなる

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クマのあたりまえ (teens’ best selections)

「生きること」について真っ正面から向き合ったお話たち。
動物を取り入れることで、子供でも親しみやすくなっています。

「べっぴんさん」
自分は美しいからと、皆と違う行動をしても気にしない。
命の危機が迫っても、皆と同じようにはならない
そんなチドリを励まし、勇気付け、共に進もうと言う、もう一羽のチドリ
少しずつそのチドリに惹かれていくも、実は皆と行動を共にできない理由があって…

「ショートカット」
人間のところへ行った母に会いたい小猿が
謎の占い師に連れられて母に会いに行く
やっと会えた母、それでも「もう、お前とは一緒にいれないの」と言われ…

「アメンボリース」
ふと悩んだ時に森で出会ったアメンボたち
悩みを相談すると、不思議なものを渡されます
それは、悩みを解決してくれる
本当に不思議なもの…
不安な時は手を差し伸べてくれるけれど
お礼を言いに行こうとすると…

「朝の花火」
巨大に成長したアオダイショウ
何でも巻きついて殺してしまう
「食べないのに殺してしまうのはおかしい」と言われるも気にしない。
次は人間を…と思うも、出会った少女は…

「そらの青は」
「君の目に見えている灰色と僕の目に見えている灰色は、実は感じ方が違うんだ」
群れることを嫌うコイは、そんなことを思う
なら、嬉しいの感じ方も違うのか…
悩みながら答えを見つけ出していく物語

「光る地平線」
飢えて死にそうなライオンの前にできた
同じように飢えている動物たちの列
その先には、年老いたライオンがいて
食料をわけてくれた。
なぜそんなことをするのか?と聞いても
寡黙な年老いたライオンは教えてくれず…

「クマのあたりまえ」
クマはいつか死んでしまう
死なないものに生まれたかった!と死なないものをさがして、石に出会う。
けれども石の生き方はクマには辛すぎて…

まだ、生きることを考えたことがない
何となく毎日を過ごしてるお子さんにも良いですし

最近、仕事や人間関係で疲れてしまった
という人にもおすすめできる本になっています。

感想

文庫化されていましたので、図書館で借りました。
どのお話も生きることについて書かれてあります。


個人的におすすめなのが
「朝の花火」とタイトルにもなっている
「クマのあたりまえ」です

朝の花火は、ただなんとなく読んでいて
少しずつ、主人公のヘビの気持ちがわかるなあ
と思ったら、まさかの展開…
それでもヘビは幸せだったのだろう…というお話です。

クマのあたりまえは、死ぬことって怖いですよね
誰でも「何で死ぬんだろう」と考えたことがあるはず、それを考えて行動した結果、
死ぬことよりも、もっと辛いことを発見するお話です。

長くもなく短くもなく、シンプルな絵にも引きつけられます。

生きることについて、今一度、考えさせられるお話でした。

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